NTTドコモがdポイントクラブでこども食堂支援活動を実施、会員ランクに応じて最大5食分を寄付

記事の要約
- NTTドコモがdポイントクラブで全国のこども食堂支援活動を実施
- 2025年3月3日から4月30日まで会員ランクに応じた支援を展開
- むすびえを通じて最大1,500万円の寄付を実施予定
dポイントクラブのこども食堂支援プロジェクト2025年春の概要
NTTドコモは2025年3月3日、会員数1億人を超えるdポイントクラブの社会貢献プロジェクト「#つながるdポイント」において、こども食堂支援活動の2025年春版を開始した。本支援活動では会員ランクに応じて1人あたり1〜5食相当分の支援が決定され、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえを通じて全国のこども食堂への寄付が行われる。
これまでの支援活動では3回の実施を通じて累計1,521,574件のエントリーを集め、320団体のこども食堂に対して累計4,500万円の寄付を実現してきた。全国に1万か所以上存在するこども食堂では物価上昇の影響もあり資金不足が顕在化しており、継続的な支援の必要性が高まっている。
本支援活動はドコモからの寄付という形で実施され、会員はdポイントクラブサイトからのエントリーのみで参加が可能となっている。2025年5月のランク判定に基づき支援食数が決定され、7月頃に最大1,500万円の寄付が実施される予定だ。
dポイントクラブこども食堂支援活動の実績まとめ
第1回(2023年夏) | 第2回(2024年春) | 第3回(2024年夏) | |
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エントリー数 | 476,189件 | 585,860件 | 459,525件 |
寄付金額 | 1,500万円 | 1,500万円 | 1,500万円 |
支援団体数 | 127団体 | 102団体 | 91団体 |
こども食堂について
こども食堂とは、地域コミュニティの中で子どもたちに食事を提供する民間発の自主的な取り組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- こどもから大人まで誰でも利用可能な地域の居場所として機能
- 食事提供を通じた地域コミュニティの形成を促進
- 全国に1万か所以上存在し、継続的な運営支援が必要
物価上昇の影響を受けているこども食堂では、運営資金の確保が大きな課題となっている。地域共生社会の実現に向けて重要な役割を果たすこども食堂への支援活動は、社会的意義が高いものとして注目を集めている。
dポイントクラブのこども食堂支援に関する考察
dポイントクラブによるこども食堂支援活動は、会員の社会貢献への参加障壁を極めて低く設定している点が特筆される。会員自身の金銭的負担なく、エントリーするだけで支援に参加できる仕組みは、多くの人々が気軽に社会貢献活動に関われる可能性を広げるだろう。
継続的な支援活動の実施により、こども食堂の安定的な運営基盤の構築に貢献することが期待される。一方で支援対象となる団体数には限りがあるため、より多くのこども食堂への支援を実現するための仕組みづくりが今後の課題となる可能性がある。
地域コミュニティの希薄化が進む現代社会において、こども食堂は世代を超えた交流の場としても重要な役割を果たしている。企業による継続的な支援活動は、地域共生社会の実現に向けた具体的な一歩として、さらなる発展が望まれる。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「dポイントクラブ」の社会貢献プロジェクト「#つながるdポイント」にて「#つながるdポイント~こども食堂を応援しよう!2025年春~」を開催 | 株式会社NTTドコモのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000404.000118641.html, (参照 2025-03-04).