一休がセキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を導入、従業員のセキュリティリテラシー向上を効率的に実現

記事の要約
- 一休がセキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を導入
- 豊富な教育コンテンツで効率的なセキュリティ教育を実現
- 従業員のセキュリティリテラシー向上を目指す取り組みを強化
一休のセキュリティ教育クラウド「セキュリオ」導入による体制強化
LRM株式会社は2025年3月5日、株式会社一休がセキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を導入したことを発表した。一休は高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」をはじめ、レストラン予約やスパ予約、ふるさと納税、お取り寄せグルメなど多岐にわたるサービスを展開している企業である。
一休はセキュリティ体制構築における重要施策として、以前からセキュリティ教育に積極的に取り組んでいたが、自前での教育コンテンツ作成や未受講従業員への個別連絡など、運用に多大なリソースを費やしていることが課題となっていた。セキュリオの導入により、豊富な教育コンテンツを活用した効率的な教育実施が可能になっている。
セキュリオでは管理画面からのワンクリックで受講催促が可能であり、受講者へのサポートや管理が効率化できる機能を備えている。一休は情報漏洩や不正防止の仕組み作りと、従業員のITリテラシーやセキュリティ意識向上の両立を目指しており、セキュリオの導入はその実現に向けた重要な一歩となっている。
セキュリオの主な特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
提供形態 | クラウドサービス |
主な機能 | セキュリティ教育コンテンツ、受講管理、受講催促 |
特徴的な機能 | 標的型攻撃メール訓練、ミニテスト定期配信 |
コンテンツ監修 | 情報セキュリティコンサルタント |
導入実績 | 2,000社以上 |
セキュリティリテラシーについて
セキュリティリテラシーとは、情報セキュリティに関する基本的な知識と理解力のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 情報セキュリティの基本原則の理解と実践能力
- セキュリティ脅威の認識と適切な対応力
- 組織のセキュリティポリシーの理解と遵守
セキュリティリテラシーの向上は、企業における情報セキュリティ体制の根幹を成す重要な要素となっている。従業員一人一人が適切なセキュリティ知識を持ち、日常的な業務の中で実践できることで、組織全体のセキュリティレベルが向上することが期待できる。
セキュリティ教育クラウドに関する考察
企業のセキュリティ教育において、効率的な運用と効果的な学習の両立は長年の課題となっている。クラウドベースのセキュリティ教育プラットフォームは、教育コンテンツの作成・管理工数を大幅に削減しつつ、質の高い学習機会を提供できる点で、この課題解決に大きく貢献する可能性を持っている。
今後のセキュリティ教育においては、従業員の理解度や学習進捗のより詳細な分析機能の実装が期待される。データ分析に基づいて個々の従業員に最適化された学習コンテンツを提供することで、より効果的な教育プログラムの実現が可能になるだろう。
また、新たなセキュリティ脅威に対応するためのコンテンツ更新の迅速性も重要な課題となる。セキュリティ教育プラットフォームには、最新の脅威動向を反映したコンテンツの継続的な提供と、組織特性に応じたカスタマイズ機能の拡充が求められている。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」を運営する一休が、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を導入 | LRM株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000054434.html, (参照 2025-03-06).