阿久根市とB&G財団が子ども第三の居場所を設置、鹿児島県内11カ所目の支援拠点として2025年2月から運営開始
記事の要約
- 阿久根市にB&G財団の子ども第三の居場所が開設
- 最大7,880万円の支援を受け3年間の運営費を確保
- 鹿児島県内11カ所目の拠点として2025年2月1日から運営開始
阿久根市とB&G財団による子ども第三の居場所の設置計画
阿久根市とB&G財団は2025年1月29日に子ども第三の居場所の開設に向けた協定書調印式および拠点内覧会を実施する予定だ。B&G財団は開設費および3年間の運営費として最大7,880万円の支援を決定しており、全国で243カ所目となる施設の設置が実現することになった。
子ども第三の居場所阿久根拠点は、2025年2月1日から運営を開始し、市内の6歳から18歳までの子どもを対象に安心安全な居場所の提供と学習支援を行うことが決定している。鹿児島県内では11カ所目の設置となり、定員20人の規模で月曜日から土曜日まで午前8時から午後7時まで開館する予定だ。
阿久根拠点は社会を生き抜く力を育むことを目的としており、運営費の支援終了となる4年目以降の事業継続なども含めた協定を締結することになった。阿久根めぐみこども園が運営を担当し、子どもたちの生活支援や家庭状況のアセスメントなどの手厚い支援体制を構築することが計画されている。
子ども第三の居場所阿久根拠点の運営概要
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 鹿児島県阿久根市波留5481番地 |
開館時間 | 月曜日から土曜日:午前8時から午後7時まで(日曜日・祝日は休館) |
対象者 | 市内の6歳から18歳までの子ども |
定員 | 20人 |
支援内容 | 安心安全な居場所の提供、学習支援、生活支援、児童や家庭の状況のアセスメント |
運営主体 | 阿久根めぐみこども園 |
子ども第三の居場所について
子ども第三の居場所とは、家庭でも学校でもない子どもたちの新たな居場所として設置される支援施設のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 安心安全な居場所の提供と学習支援の実施
- 生活支援や家庭状況のアセスメントの実施
- 社会を生き抜く力を育成する環境の整備
B&G財団が全国展開している子ども第三の居場所は、2023年12月末時点で全国243カ所に設置されており、地域の子育て支援の重要な拠点となっている。阿久根市での設置は鹿児島県内で11カ所目となり、今後も地域に根差した子どもの居場所づくりが期待されている。
子ども第三の居場所設置に関する考察
子ども第三の居場所の設置によって、阿久根市の子育て支援体制が大きく強化されることが期待できる。B&G財団からの最大7,880万円という具体的な支援額が決定したことで、3年間は安定した運営が可能となり、子どもたちへの支援の質を確保することができるだろう。
一方で、4年目以降の運営費の確保が今後の課題として浮上する可能性がある。自治体と運営主体である阿久根めぐみこども園が連携し、早期から持続可能な運営モデルを構築することが重要になってくるだろう。
子ども第三の居場所の活動が地域に浸透し、支援を必要とする子どもたちの受け皿として機能することが期待される。今後は学校や家庭との連携を強化し、より包括的な支援体制を構築することで、子どもたちの健全な成長を支える重要な拠点となることが望まれる。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【鹿児島県阿久根市】子ども第三の居場所 阿久根拠点 協定書調印式・内覧会実施! | 阿久根市役所のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000094060.html, (参照 2025-01-23).