翔泳社が不登校の子どもと親のための会話支援本を発売、4段階レベルで具体的な取り組みを紹介

翔泳社が不登校の子どもと親のための会話支援本を発売、4段階レベルで具体的な取り組みを紹介

翔泳社が不登校の子どもと親のための会話支援本を発売、4段階レベルで具体的な取り組みを紹介

PR TIMES より

記事の要約

  • 『不登校の子どもと会話がなくなってきたら読む本』が発売
  • 親子の会話状態に応じた4段階のレベルを設定
  • 子どもの承認欲求を満たす具体的な取り組みを紹介

翔泳社が不登校の子どもを持つ親向けの新書籍を発売

株式会社翔泳社は2025年1月22日、書籍『不登校の子どもと会話がなくなってきたら読む本 会話ができれば「これからを一緒に」考えられる』を発売した。本書は不登校の子どもを持つ保護者向けに、親子の会話状態に応じた4段階のレベルを設定し、それぞれのレベルに合わせた具体的な取り組みを紹介している。不登校の子どもと会話がない状態から抜け出すためのノウハウが満載だ。

本書では親子の会話レベルを、「話しかけても返事をしてくれない(レベル0)」から「学校のことを自ら話してくれる(レベル3)」までの4段階に分類している。各レベルに対応した承認欲求を満たす取り組みや声かけを具体例とともに解説し、子どもの小さな変化を見逃さない視点も提供するだろう。

著者の小松範之氏は不登校の子どもと保護者のサポートを行うNPO法人まなびデザインラボの理事を務めており、フリースクール「まなポート」を運営している。オンラインでの個別アドバイスや講演、動画講座を通じて1,600人以上に指導経験を持ち、独自の承認の言葉かけメソッドを確立した実績がある。

親子の会話レベル別の取り組みまとめ

レベル0 レベル1 レベル2 レベル3
会話の特徴 返事なし 興味ある話のみ あいづちのみ 学校の話あり
主な取り組み 興味ある話を控える 聴く力の強化 会話の成立重視 希望を聞く

書籍の詳細はこちら

承認欲求について

承認欲求とは人から認められたい、評価されたいという欲求のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 他者からの評価や承認を求める心理的欲求
  • 自己肯定感や自尊心の形成に重要な要素
  • 人間関係の構築や維持に深く関与

不登校の子どもの場合、承認欲求が満たされないことで状況が長期化する可能性がある。本書では親子の会話レベルに応じて承認欲求を満たすための具体的な声かけ方法を提示し、子どもが自己肯定感を回復できるような取り組みを解説している。

不登校の子どもとの会話に関する考察

本書で提案されている4段階のレベル分けは、親が子どもとの会話状態を客観的に把握する上で有効な指標となる。特に各レベルに対応した具体的な取り組みが示されていることで、親は自分の子どもの状況に合わせた適切なアプローチを選択できるようになるだろう。

今後の課題として、オンライン化が進む社会における不登校の新しい形態への対応が挙げられる。デジタルデバイスを介したコミュニケーションが増える中、従来とは異なる承認欲求の満たし方や会話の方法を検討する必要があるだろう。

また、親のメンタルヘルスケアも重要な要素として挙げられる。子どもの不登校に直面する親自身の心理的負担を軽減し、長期的な支援を継続できる環境づくりが望まれる。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「子どもが学校に行けない時に必要なのは「親子の会話」。『不登校の子どもと会話がなくなってきたら読む本』刊行 | 株式会社翔泳社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000528.000034873.html, (参照 2025-01-23).

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