Ubdobeが難病の子ども向け医療ケア付きキャンプでフィールドワークプログラムを開始、医療福祉職の新しい働き方を提案

記事の要約
- そらぷちキッズキャンプで医療福祉職向けフィールドワークを開催
- 難病児支援や自然体験を通じた学びの機会を提供
- 2025年4月から2泊3日のプログラムを実施
北海道そらぷちキッズキャンプのフィールドワークプログラム開始
NPO法人Ubdobeは2025年4月26日より、医療福祉職を対象とした「難病の子どもの宝物をつくるキャンプ場で自分らしい働き方を考える3日間」を北海道そらぷちキッズキャンプで開催する予定だ。看護師や特別支援学校の教員、臨床心理士など専門的な資格を持つスタッフが準備を進めており、難病の子どもたちとその家族のためのキャンプ活動を展開している。
北海道滝川市の広大な自然を活かした医療ケア付きキャンプ施設では、子どもたちが病気のことを忘れて楽しい時間を過ごせるよう様々な配慮がなされている。全国から参加可能なこのフィールドワークは第4回目の開催となり、参加者は現地での学びを通じてキャンプの持つ特別な力を体験することができるだろう。
参加費は無料で、最寄り空港からの交通費が全額補助される制度が整備されている。希望者にはそらぷちキッズキャンプでのボランティアやインターン、就職や移住の相談も可能となっており、医療福祉職の新しい働き方を考えるきっかけを提供している。
フィールドワークプログラムの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催期間 | 2025年4月26日~28日(2泊3日) |
定員 | 10名程度(事前審査あり) |
参加資格 | 医療福祉職・学生、難病児支援に関心のある方 |
集合場所 | 新千歳空港またはJR滝川駅 |
応募締切 | 2025年2月14日24:00 |
費用 | 参加費無料、交通費全額補助 |
医療ケア付きキャンプについて
医療ケア付きキャンプとは、医療的なサポートが必要な子どもたちが安全に野外活動を楽しめるよう配慮された特別なキャンプ施設のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 医療専門職による24時間体制のケアサポート
- バリアフリー設計された施設環境の整備
- 専門スタッフによる自然体験プログラムの提供
北海道そらぷちキッズキャンプでは、看護師や特別支援学校の教員、臨床心理士など、様々な専門資格を持つスタッフが子どもたちのサポートにあたっている。医療的ケアが必要な子どもたちが安心して自然体験活動に参加できる環境を整えることで、貴重な思い出作りを支援している。
医療福祉職の新しい働き方に関する考察
医療福祉職の新たな活躍の場として、キャンプ施設での支援活動は大きな可能性を秘めている。専門的なスキルを活かしながら自然の中で子どもたちと関わることで、従来の医療・福祉施設とは異なる視点から支援のあり方を考えることができるだろう。
今後は医療的ケアが必要な子どもたちの余暇活動支援の重要性がより高まることが予想される。医療福祉職の人材不足が課題となる中、キャンプ施設での働き方は新たなキャリアパスとして注目を集める可能性が高いだろう。
また、地方での医療福祉サービスの充実という観点からも、このような取り組みの意義は大きい。北海道滝川市への移住支援と組み合わせることで、地域医療の担い手確保にもつながることが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「難病の子どもの宝物をつくるキャンプ場で自分らしい働き方を考える3日間」を北海道そらぷちキッズキャンプで開催 | NPO法人Ubdobeのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000011497.html, (参照 2025-01-24).