株式会社LoiLoが教材共有プラットフォーム「ロイロ素材ライブラリ」を公開、教育現場のデジタル化を促進

記事の要約
- 株式会社LoiLoが教材・素材集「ロイロ素材ライブラリ」を公開
- 全国の教員が作成した教材を無料でダウンロード可能
- 3月6日にオンラインで公開イベントを開催予定
ロイロ素材ライブラリの概要と特徴
株式会社LoiLoは2025年2月28日、教育現場で活用できる教材・素材を集めたサイト「ロイロ素材ライブラリ」の提供を開始した。全国の教員から提供された教材をダウンロードできるプラットフォームとして、アルファベットカードや書写パズル、心情メーターなどの教材を無料で利用可能となっている。
ロイロ素材ライブラリの特徴として、ダウンロードした素材をロイロノート・スクールに直接取り込んで即座に活用できる点が挙げられる。ワークシートや時間割カードなど、授業や学校運営に必要な多様な素材が用意されており、教育現場のニーズに応える充実したコンテンツが提供されている。
さらに2025年3月6日には、ロイロ素材ライブラリの活用方法を紹介するオンラインイベントが開催される予定だ。教員や教育委員会、ICT支援員などを対象に、素材の取り込み方や授業での具体的な活用例が解説されることになっている。
ロイロ素材ライブラリの利用方法まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
利用対象者 | 教員、教育委員会、ICT支援員などの教育関係者 |
提供開始日 | 2025年2月28日 |
利用料金 | 無料 |
対応プラットフォーム | ロイロノート・スクール |
提供コンテンツ | アルファベットカード、書写パズル、心情メーター、時間割カード等 |
授業支援クラウドについて
授業支援クラウドとは、教育現場でのICT活用を促進するためのオンラインプラットフォームのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 資料の共有や配布が容易で、ペーパーレス化を促進
- 生徒の学習進度や理解度を可視化し、個別指導に活用可能
- 遠隔授業やハイブリッド型の学習にも対応
ロイロノート・スクールは国内外約1万3000校に導入され、1日280万人以上が利用している授業支援クラウドである。小学校から大学まで幅広い教育現場で活用され、資料のやりとりや思考の可視化、意見の共有などを直感的に行うことができ、協働的な学びの実現や教員の業務効率化に貢献している。
ロイロ素材ライブラリに関する考察
ロイロ素材ライブラリの公開は、教育現場のデジタル化を加速させる重要な取り組みとなる可能性が高い。全国の教員が作成した教材を共有できるプラットフォームの存在は、教材作成の効率化だけでなく、優れた教育実践のノウハウ共有にもつながるだろう。
今後の課題として、教材の品質管理や著作権への配慮が重要になってくるものと考えられる。教材の利用規約や投稿ガイドラインの整備、また投稿された教材の審査体制の構築など、プラットフォームの信頼性を担保する仕組みづくりが必要になってくるだろう。
将来的には、AI技術を活用した教材推薦システムや、教科横断的な学習に対応した教材の開発など、より高度な機能の追加が期待される。教育のデジタルトランスフォーメーションを推進する上で、ロイロ素材ライブラリの果たす役割は大きくなっていくはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「授業で使える教材・素材集「ロイロ素材ライブラリ」公開! | 株式会社LoiLoのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000200.000024975.html, (参照 2025-03-04).