豊中市で短編映画『ジブンゴト』が公開開始、大学生視点から介護問題を考察する作品に注目が集まる

豊中市で短編映画『ジブンゴト』が公開開始、大学生視点から介護問題を考察する作品に注目が集まる

豊中市で短編映画『ジブンゴト』が公開開始、大学生視点から介護問題を考察する作品に注目が集まる

PR TIMES より

記事の要約

  • 豊中市で短編映画『ジブンゴト』が公開開始
  • 介護人材不足の解消を目指すSNS型求人サイトが制作
  • 大学生が直面する10年後の認知症介護を描く

豊中市で介護をテーマにした短編映画の公開が開始

株式会社No.Kは、大学生が認知症の父親の介護に直面する姿を描いた短編映画『ジブンゴト』を2025年1月13日より公開した。映画は豊中市を舞台に、推し活やバンド活動に没頭する大学生・凛が突然父親の認知症介護に直面し、アイデンティティと向き合う姿を描き出している。

一般社団法人豊中市介護保険事業者連絡会と共同で制作された映画は、人材不足が深刻化する介護業界の現状を若い世代に伝えることを目指している。2035年には全国で69万人の介護人材が不足すると予測されており、介護の現状や問題を自分事として捉えるきっかけを提供している。

株式会社No.KはSNS型求人サイト「コモエス」を運営しており、大阪府を中心に介護人材の確保に取り組んでいる。動画で職員の1日を紹介することで求職者とのマッチング率を向上させ、介護現場の人材不足解消を目指すサービスを展開してきたのだ。

短編映画『ジブンゴト』の詳細

項目 詳細
公開日時 2025年1月13日 13時~
公開場所 YouTube
制作 株式会社No.K、一般社団法人豊中市介護保険事業者連絡会
キャスト 辻 陽菜乃(凛役)、田中 均(父役)、小泉 まこ(母役)、真心(陽菜役)
スタッフ 難波 拳(脚本・監督)

映画を視聴する

認知症介護について

認知症介護とは、記憶力や判断力が低下した高齢者の日常生活を支援することを指す。以下のような特徴が挙げられる。

  • 24時間体制での見守りと支援が必要
  • 介護者の精神的・身体的負担が大きい
  • 専門的な知識とスキルが要求される

介護現場では2035年に69万人の人材不足が予測されており、若い世代の参入が急務となっている。SNS型求人サイト「コモエス」は動画による職場紹介を通じて、介護の仕事の実態を伝え、人材確保に取り組んでいるのだ。

短編映画『ジブンゴト』に関する考察

映画『ジブンゴト』は大学生を主人公に設定することで、若い世代に介護問題を身近に感じてもらう効果的なアプローチを実現している。特に推し活やバンド活動など、現代の若者文化を取り入れることで、視聴者の共感を誘う工夫が随所に見られるだろう。

介護人材不足の解決には、職場環境の改善や処遇改善といった制度面での対策も重要となってくる。一方で、介護の仕事の魅力や意義を若い世代に伝えることも同様に大切であり、映画を通じた啓発活動は新たな可能性を持っているのだ。

今後は映画の公開にとどまらず、介護施設での上映会や教育現場での活用など、より広い範囲での展開が期待される。介護を「ジブンゴト」として捉える機会を増やすことで、持続可能な介護システムの構築につながっていくだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「「まさか、自分にも?」大学生が見た10年後の介護の現実。短編映画『ジブンゴト』YouTubeにて公開開始 | 株式会社No.Kのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000096443.html, (参照 2025-01-13).

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