こどもDX推進協会が自治体向け無料オンライン勉強会を開催、こどもデータ連携の先進事例を共有

記事の要約
- こどもDX推進協会が自治体向け無料オンライン勉強会を開催
- こどもデータ連携の先進事例を紹介する機会を提供
- 大阪府和泉市と埼玉県戸田市の実証事業事例を共有
こどもDX推進協会の無料オンライン勉強会開催
一般社団法人こどもDX推進協会は2025年1月29日に自治体向け無料オンライン勉強会「こどもデータ連携に関する先進事例」を開催することを発表した。こどもDX推進協会は2024年度から会員向けオンライン勉強会を定期的に開催しており、昨年8月の勉強会では先進自治体におけるこどもDX事例が好評を博している。
勉強会ではこども家庭庁による「こどもデータ連携実証事業」の概要説明に加え、実証事業を実施した大阪府和泉市と埼玉県戸田市からの事例紹介が予定されている。自治体職員は協会への入会有無に関わらず参加できる仕組みを採用しており、情報収集や交流の場として幅広い活用が見込まれるだろう。
このオンライン勉強会は教育・保健・福祉などの情報を分野横断的に連携させ、支援が必要なこどもや家庭の早期発見につなげる取り組みを促進する場となっている。個人情報の適切な取り扱いを確保しながら、プッシュ型・アウトリーチ型の支援実現に向けた実践的なノウハウを学ぶ機会を提供するものだ。
オンライン勉強会の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 2025年1月29日(水) 10:00~11:30 |
開催形式 | オンライン(Zoom) |
参加対象 | 自治体職員(子育て/福祉担当者)、当協会会員 |
申込期限 | 2025年1月24日(金) |
主催 | 一般社団法人こどもDX推進協会 |
プログラム内容 | こどもデータ連携実証事業概要説明、和泉市・戸田市の事例紹介、意見交換会 |
プッシュ型・アウトリーチ型支援について
プッシュ型・アウトリーチ型支援とは、支援を必要とする対象者が自ら支援を求める前に、行政側から積極的にアプローチする支援形態のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 行政側からの積極的な働きかけによる早期支援の実現
- データ連携による潜在的なニーズの把握と予防的支援
- 分野横断的な情報活用による包括的な支援体制の構築
こどもDX推進協会が推進するデータ連携は、教育・保健・福祉などの分野を超えた情報共有を通じて効果的なプッシュ型・アウトリーチ型支援を実現する取り組みとなっている。個人情報の適切な取り扱いを確保しながら、支援を必要とするこどもや家庭に対して、より早期かつ効果的な支援を提供することを目指している。
こどもデータ連携に関する考察
こどもDX推進協会が提供する無料オンライン勉強会は、自治体間の知見共有を促進し、効果的な支援体制の構築に貢献する重要な取り組みである。特に実証事業を実施した自治体の事例共有は、他の自治体が同様の取り組みを検討する際の貴重な参考情報となるだろう。
一方で、データ連携を推進する上では個人情報保護との両立が重要な課題となっている。各自治体がデータ連携の利点を最大限に活用しながら、適切なセキュリティ対策を講じることで、より効果的な支援体制を構築することが期待される。
今後は分野横断的なデータ連携の基盤整備がより一層重要になると考えられる。自治体間での成功事例や課題の共有を通じて、全国的なこどもDXの推進と支援体制の強化につながることが望まれるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「こどもDX推進協会、自治体向け 無料オンライン勉強会「こどもデータ連携に関する先進事例」開催決定 | 一般社団法人こどもDX推進協会のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000117865.html, (参照 2025-01-15).