IIBCがTOEIC公式教材アプリ限定サクッとシリーズを発売、すきま時間で効率的な学習が可能に

記事の要約
- TOEICがサクッとシリーズをアプリ限定で発売開始
- パート別・難易度別に分類された問題を収録
- 基礎・標準・発展の3段階で効率的な学習が可能
TOEIC公式教材アプリ限定サクッとシリーズのリリース詳細
国際ビジネスコミュニケーション協会は、TOEIC Listening & Reading Test向けの新教材「サクッとシリーズ」を2025年1月15日にリリースした。サクッとシリーズはTOEIC公式教材アプリの新シリーズとして、パート別・難易度別に問題が分類されており、ETSが過去のテスト結果のデータに基づいて難易度を設定している。
サクッとシリーズでは、リスニングセクションPart 2の応答問題とPart 3の会話問題、さらにリーディングセクションPart 5の短文穴埋め問題が発売されることになった。学習時間は1セクションあたり5~15分程度で、約15問の精選された問題に取り組むことができるようになっている。
アプリ内での購入価格はPart 2とPart 5がそれぞれ550円、Part 3が770円となっており、パートごとの一括購入で割引が適用される仕組みだ。さらにアプリでは公式TOEIC Listening & Reading問題集5~8も新たに購入可能となり、リーディングセクションには特典音声も付属している。
サクッとシリーズの特徴まとめ
Part 2 | Part 3 | Part 5 | |
---|---|---|---|
問題タイプ | 応答問題 | 会話問題 | 短文穴埋め問題 |
価格(税込) | 550円 | 770円 | 550円 |
難易度構成 | 基礎・標準・発展 | 基礎・標準・発展 | 基礎・発展のみ |
TOEICについて
TOEICとは、Test of English for International Communicationの略称で、日常生活やグローバルビジネスにおける英語コミュニケーション能力を測定するテストのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 世界160カ国で実施される国際的な英語テスト
- 10点から990点までのスコアで評価
- 企業の採用や昇進、学校の入試や単位認定に活用
TOEICは日本においても広く普及しており、2023年度の受験者数は約192万人に達している。1979年のテスト開始以来、日本での累計受験者数は5000万人を超え、2020年4月からは企業・学校・団体向けにオンライン方式のテストも導入されるなど、進化を続けている。
サクッとシリーズに関する考察
サクッとシリーズの発売は、すきま時間を活用した効率的な学習ニーズに応える革新的な取り組みとなっている。特に問題の難易度が過去のテストデータに基づいて分類されていることは、学習者の実力に合わせた適切な教材選択を可能にし、効果的な学習計画の立案に貢献するだろう。
今後はより多くのパートへの対応や、AIを活用した学習分析機能の追加など、さらなる機能拡充が期待される。特に学習履歴の分析や苦手分野の特定、個別の学習アドバイスなど、パーソナライズされた学習支援機能の実装が求められるだろう。
オンライン学習の需要が高まる中、モバイルアプリを活用した学習支援の重要性は今後さらに増していくと予測される。サクッとシリーズには、従来の教材では実現できなかった柔軟な学習スタイルを提供し、TOEICスコアの向上に貢献することが期待できる。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「『TOEIC®公式教材アプリ限定 サクッとシリーズ』発売 | 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000051295.html, (参照 2025-01-16).