RE-CAREERがWeWork Japanと共催で少子化対策の啓蒙イベントを開催、育休制度の重要性を芸人トークで訴求

記事の要約
- RE-CAREERが少子化問題解決の啓蒙イベントを開催
- なにわパパの会のゲストを迎え育休制度の重要性を訴求
- 2025年2月から偶数月に定期開催の予定
RE-CAREERが少子化対策の育休啓発イベントを開催
株式会社RE-CAREERはWeWork Japanと共催で、少子化問題の解決に向けた啓蒙イベントを2025年2月12日に開催することを発表した。出生率が世界227カ国中212位となる1.20まで低下している現状を受け、なにわパパの会の藤崎マーケット田崎氏とアキナ秋山氏をゲストに迎えて育休制度の重要性を訴求する。
中小企業における育休制度の導入率は40%にとどまり、制度が形骸化している状況が課題となっている。そのため同社は「パパ芸人による楽しいトークショー」という切り口で経営者の興味関心を引き、育児の楽しさや育児経験によるスキルアップ効果を伝える場を提供することを目指す。
育休制度の適切な運用は、企業の生産性向上と利益率の改善につながることが期待されている。女性の育休取得率は2008年の90.6%をピークに2023年では80.4%まで低下しており、男性の育休取得による家事育児負担の軽減効果を訴求することで、少子化問題の解決を目指すことになる。
啓蒙イベントの開催概要まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 2025年2月12日(水)10時~11時30分 |
開催場所 | WeWork 御堂筋フロンティア 1階(大阪市北区曽根崎新地1-13-22) |
主催 | 株式会社RE-CAREER / WeWork Japan |
ゲスト | なにわパパの会(藤崎マーケット田崎氏・アキナ秋山氏) |
テーマ | 育児っておもろい!そしてこんなに学びもある!? |
参加費 | 無料 |
育休制度について
育休制度とは、従業員が育児のために一定期間休業できる制度のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 法律で定められた労働者の権利として保障
- 企業の生産性向上と利益率改善に寄与
- ワンオペ育児の解消と家事育児負担の軽減に貢献
現在、中小企業における育休制度の導入率は40%にとどまり、導入されていても形骸化しているケースが多く見られる状況だ。育休復帰時の離職率は20%を超えており、制度の形骸化による弊害から満足度がおざなりにされているという課題が顕在化している。
中小企業の育休制度導入に関する考察
中小企業における育休制度の導入が進まない最大の要因は、経営者の価値観に起因している。育休に対して無関心や拒否反応を示す経営者が多い中、芸人によるトークショー形式で育児の楽しさや育児経験によるスキルアップ効果を伝えるアプローチは、経営者の関心を引くために効果的な手段となるだろう。
今後は育休制度が企業の生産性向上につながることを具体的な数値で示すことが重要となる。育休取得による業務効率化やスキルアップ効果を定量的に評価し、経営者に対して制度導入のメリットを明確に提示することで、中小企業における育休制度の普及が加速するはずだ。
啓蒙イベントを定期的に開催することで、育休制度の重要性に対する認識が広がることが期待される。行政を巻き込んだ政策提言までを見据えたプロジェクトとして発展させることで、大阪発の少子化対策のロールモデルとなり得る取り組みになるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「~少子化問題を「大阪らしく」乗り越える~社会課題解決の啓蒙イベント開催決定! | 株式会社RE-CAREERのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000070781.html, (参照 2025-01-16).