ボーダレス・ジャパンがsonomono Wellness programを試験導入、腸活による従業員の健康増進と生産性向上を実現
記事の要約
- ボーダレス・ジャパンがsonomono Wellness programを試験導入
- 腸活を通じた従業員の健康増進と生産性向上を検証
- プレゼンティーイズムの改善率が5.23%を達成
sonomono Wellness programの試験導入による生産性向上効果
株式会社ボーダレス・ジャパンは従業員の健康維持と生産性向上を目指し、そのもの株式会社が提供するsonomono Wellness programを2024年10月15日に試験導入した。このプログラムでは腸内環境の改善を目的とした腸活セミナーの開催や納豆の提供を実施し、従業員13名を対象に健康状態と生産性の変化を検証している。
試験導入の結果、プレゼンティーイズムの改善率が全体で5.23ポイントを記録し、特に男性では20ポイントの顕著な改善が確認された。年収500万円のケースでは、月間283,292円、年間3,399,500円の損失削減効果が見込まれることが明らかになっている。
健康管理の取り組みとして本プログラムの導入に関するアンケートでは、69%の従業員が好意的な評価を示している。導入を支持する理由として健康や腸活が仕事の生産性に直結することが挙げられ、手軽に健康への取り組みができる点も評価されている。
sonomono Wellness programの導入効果まとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 実施期間 | 2024年10月15日～11月14日（30日間） |
| 対象者数 | 社員13名（男性3名、女性10名） |
| プレゼンティーイズム改善率 | 全体5.23%、男性20% |
| 損失削減効果 | 月間283,292円、年間3,399,500円 |
| プログラム評価 | 69%が「いいと思う」と回答 |
プレゼンティーイズムについて
プレゼンティーイズムとは、体調不良を抱えながら出勤し、本来の能力を発揮できていない状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 健康状態の低下による生産性の減少
- 企業の損失コストに直結する指標
- SPQなどの評価手法で数値化が可能
プレゼンティーイズムの改善には従業員の健康管理が重要であり、sonomono Wellness programでは腸活を通じてこの課題に取り組んでいる。試験導入の結果、プレゼンティーイズムの改善率5.23%を達成し、年間3,399,500円の損失削減効果が見込まれている。
腸活を通じた健康経営に関する考察
腸内環境の改善を通じた健康経営の取り組みは、従業員の健康維持と企業の生産性向上を両立させる有効なアプローチとなっている。今回の試験導入では、プレゼンティーイズムの改善に加えて便通改善やPMS症状の緩和など、具体的な健康改善効果が確認されており、健康経営の新たな施策として注目に値するだろう。
一方で、効果を感じられなかった従業員も存在することから、個人差への対応が今後の課題となることが予想される。腸内環境の改善には個人の生活習慣や体質が大きく影響するため、プログラムの内容をより個別化し、各従業員に適した形での提供を検討する必要があるだろう。
プログラムの本格導入に向けては、長期的な効果検証と費用対効果の分析が重要な判断材料となる。特に今回の試験導入は30日間という短期間であったため、3ヶ月以上の長期的な検証を通じて、より詳細な効果測定と改善点の洗い出しを行うことが望ましい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ボーダレス・ジャパン、「sonomono®︎ウェルネスプログラム」を試験導入 | 株式会社ボーダレス・ジャパンのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000576.000021621.html, (参照 2025-01-16).
