FRESH CHEESE STUDIOが小学校で食育活動を展開、手作りチーズ体験で食への関心向上を目指す
記事の要約
- FRESH CHEESE STUDIOが小学生向けチーズ作り体験授業を実施
- 52名の小学3年生が手作りモッツァレラチーズを体験
- 国産生乳の魅力を伝える食育活動の一環として開催
FRESH CHEESE STUDIOの小学校向け食育体験授業が開始
株式会社ゼロワンブースターが事業化支援を行う「FRESH CHEESE STUDIO」は、2025年1月16日に中央区立常盤小学校にて出前授業「手づくりチーズ体験学習」を開催した。この取り組みでは小学3年生52名を対象に、牛乳からチーズが出来る過程を学び、実際にカードからモッツァレラチーズを手作りする体験を提供している。
体験授業では、時間や温度によってチーズの物性が変化する様子を観察しながら、生徒一人ひとりが好きな形に成形する工程を体験することができた。さらに完成したチーズは、はちみつやオリーブオイル、おしるこなどの食材と組み合わせて試食を行い、参加した生徒からは「チーズのことを知ることができて楽しかった」という感想が寄せられている。
「FRESH CHEESE STUDIO」は株式会社明治の社内新規事業から生まれた新ブランドであり、国産生乳の魅力を伝える活動を継続的に実施している。また現在は「FCS cheese &café 表参道」を運営しており、できたての乳製品を体験できる場を提供することで、日本の酪農業界や食産業の発展に貢献することを目指している。
FRESH CHEESE STUDIOの食育活動まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日 | 2025年1月16日 |
開催場所 | 中央区立常盤小学校 |
対象 | 小学3年生52名(2クラス) |
体験内容 | モッツァレラチーズの手作り、試食 |
試食アレンジ | はちみつ、オリーブオイル、おしるこなど |
モッツァレラチーズについて
モッツァレラチーズとは、イタリア発祥の伝統的なフレッシュチーズの一種であり、カードと呼ばれるチーズの素から作られる。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 熱を加えることで伸びる性質がある
- 水牛乳や牛乳から製造される白色の柔らかいチーズ
- 製造後すぐに食べることで最も風味を楽しめる
FRESH CHEESE STUDIOでは、北海道十勝の酪農家が育てた牛から搾られた生乳を使用してカードを製造している。独自の製法により乳本来の豊かな風味を保たせており、工房や飲食店など実際に食事をする場所の近くでフレッシュチーズに仕上げることで、全国どこでも「できたて」のおいしさを提供することが可能だ。
FRESH CHEESE STUDIOの食育活動に関する考察
小学生を対象とした体験型の食育活動は、チーズ作りの過程を通じて食の科学や製造工程への理解を深める効果的な取り組みといえる。特に実際に手を動かして体験し、出来立てを味わうことで、食への興味関心を高め、より印象に残る学習効果が期待できるだろう。
今後の課題として、より多くの学校での実施や年齢層に応じたプログラムの開発が必要となってくる。また衛生管理や安全性の確保、アレルギー対応など、食品を扱う活動特有の配慮も欠かせないため、運営側のノウハウ蓄積と体制整備が重要になってくるだろう。
将来的には、オンラインでの体験プログラムの提供や、家庭でも実践できる教材の開発など、活動形態の多様化も検討に値する。食育活動を通じて、日本の酪農業界への理解促進や、食文化の継承にも貢献することが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「FRESH CHEESE STUDIO」の食育活動として、小学校への出前授業「手づくりチーズ体験学習」を開催 | 株式会社ゼロワンブースターのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000705.000016550.html, (参照 2025-01-24).