同志社女子大学と亀屋良長が新スライスようかんを開発、推し活と映えを意識した和菓子がバレンタイン商戦に登場

記事の要約
- 同志社女子大学と亀屋良長が新スライスようかんを開発
- 大学生が企画した推し活・映えをテーマにしたバレンタイン商品
- 小倉とカカオの2種類の味わいと装飾が楽しめる商品
同志社女子大学と亀屋良長の産学連携による新商品開発
京都の老舗和菓子店亀屋良長と同志社女子大学食物栄養科学科食物科学専攻は、産学連携プロジェクトとして2024年5月から新商品開発をスタートした。8名の学生が京菓子の歴史や製造体験、小豆栽培など幅広く学び、20代女性をターゲットにしたバレンタイン向けの新商品を企画開発している。
開発された商品は、既存の人気商品「スライスようかん」をベースに、小倉羊羹とカカオ羊羹を組み合わせた新しい味わいを実現している。トッピングには白羊羹と焦がしバター羊羹で作られた「好」「推」の文字やハート型の装飾が施され、若い世代の「推し活」や「映え」のニーズに応える工夫が凝らされた。
商品は2025年1月23日からオンラインショップで予約販売を開始し、店頭では2025年2月1日から14日まで販売される予定だ。価格は1,188円(税込)で設定され、生菓子「想い」も2月13日、14日の2日間限定で本店での販売が予定されている。
スライスようかんの商品詳細
スライスようかん【好】 | スライスようかん【推】 | 生菓子「想い」 | |
---|---|---|---|
価格 | 1,188円(税込) | 1,188円(税込) | 756円(税込) |
特徴 | 小倉とカカオの2種類 | 小倉とカカオの2種類 | 3種類の小型生菓子 |
販売期間 | 1月23日~ | 1月23日~ | 2月13-14日限定 |
スライスようかんについて
スライスようかんとは、食パンにのせて焼くことで簡単に小倉バタートーストが作れる画期的な和菓子商品のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- シート状の羊羹で簡単にトーストできる形状
- 2018年の発売以来75万袋以上を販売する人気商品
- トッピングや装飾を楽しめる新しい和菓子スタイル
今回のバレンタイン向け新商品では、丹波大納言小豆を使用した小倉羊羹とダンデライオンチョコレートのインド産カカオを使用したカカオ羊羹を組み合わせている。トッピングには職人が手作業で作る白羊羹と焦がしバター羊羹を使用し、トーストすることで本格的な味わいを楽しむことができる。
同志社女子大学と亀屋良長の産学連携に関する考察
大学生の視点を取り入れた商品開発により、若い世代のトレンドやニーズを的確に捉えた商品が実現している。特にSNSでの「映え」や「推し活」といった現代的なキーワードを和菓子に取り入れた点は、伝統と革新を両立させる新しいアプローチとして評価できるだろう。
今後の課題として、限定商品としての話題性を維持しながら、いかに通年商品としての展開を図るかという点が挙げられる。産学連携による商品開発の継続性を確保し、新たな若年層顧客の開拓と既存顧客の満足度向上を両立させる戦略が必要となってくるだろう。
また、食品開発プロジェクトを通じた実践的な学びは、学生たちの問題解決能力や企画力の向上に大きく貢献している。今後は商品開発にとどまらず、マーケティングや販売戦略にも学生の視点を活かした取り組みへと発展することが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「同志社女子大学✖️亀屋良長 のコラボレーションにより、新たなスライスようかんが完成。 「推し活」、「映え」をテーマにした特別なバレンタイン商品です。 | 亀屋良長株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000060382.html, (参照 2025-01-24).