四国水族館が香川短期大学と連携しPRポスター制作、学生の感性を活かした5周年記念デザインが完成

記事の要約

• 四国水族館と香川短期大学が連携しPRポスターを制作
• 学生制作の3作品が2025年度のPRポスターに採用
• 5周年記念ロゴも完成し各種制作物に使用予定

四国水族館PRポスタープロジェクトの始動と成果

四国水族館は香川短期大学との包括連携協定に基づき、香川短期大学経営情報科デザイン・アートコース2年生による2025年度のPRポスター制作プロジェクトを実施し、2025年3月5日に3作品の採用を決定した。プロジェクトでは「5周年」「女性一人旅」「UMI to SORA」をテーマに昨年7月から制作が開始され、12月に15作品が完成している。

採用された3作品の制作者として、5周年デザインは丸田伽音さん、女性一人旅デザインは原田柑実さん、UMI to SORAデザインは松浦朱音さんが選出された。2025年2月13日には四国水族館1階綿津見ホールにて表彰式とお披露目会が執り行われ、学生たちの努力が評価されることとなった。

四国水族館は2024年6月6日に香川短期大学と包括連携協定を締結しており、本プロジェクトはその第一弾として実施された。同時に制作された5周年記念ロゴは広報用ポスターや記念グッズなど2025年度の各種制作物に使用される予定となっている。

四国水族館PRポスター展の開催概要

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包括連携協定について

包括連携協定とは、組織間で広範な協力関係を結ぶための公式な取り決めのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 組織間の持続的な発展を目指した包括的な連携体制の構築
• 地域社会の活性化や人材育成における相互協力
• 具体的なプロジェクトを通じた実践的な連携の実現

四国水族館と香川短期大学の包括連携協定は、地域社会の活性化と未来を担う人材育成に寄与することを目的として2024年6月6日に締結された。PRポスタープロジェクトはこの協定に基づく第一弾の取り組みとして位置づけられている。

産学連携プロジェクトに関する考察

学生たちによるポスター制作は、実践的な学びの機会を提供するだけでなく、水族館の広報活動に新たな視点をもたらす効果がある。特に今回の5周年という節目に合わせたプロジェクトは、地域の教育機関と文化施設の連携モデルとして高い意義を持つだろう。

プロジェクトの成功を持続可能なものとするためには、学生の創造性を活かしつつ水族館の広報戦略との整合性を図ることが重要となる。今後は制作過程での専門家によるフィードバックの機会を増やすなど、教育効果と実務的な価値の両立を目指した取り組みが求められるだろう。

将来的には、デザイン制作にとどまらず展示企画やイベント運営など、連携の範囲を段階的に拡大することで、より多様な学びの機会を創出できる可能性がある。学生たちの柔軟な発想を活かした新しい水族館の魅力づくりに期待が高まっている。

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