武蔵野美術大学が2024年度卒業・修了制作展を開催、鷹の台・市ヶ谷の2キャンパスで1,200作品以上を展示

武蔵野美術大学が2024年度卒業・修了制作展を開催、鷹の台・市ヶ谷の2キャンパスで1,200作品以上を展示

PR TIMES より

記事の要約

  • 武蔵野美術大学が2025年1月から卒業・修了制作展を開催
  • 鷹の台・市ヶ谷の2キャンパスで1,200作品以上を展示
  • オープンキャンパスも同時開催し個別相談会などを実施

武蔵野美術大学2024年度卒業・修了制作展の開催詳細

武蔵野美術大学は、2025年1月16日から19日まで鷹の台キャンパス、1月31日から2月2日まで市ヶ谷キャンパスにて2024年度卒業・修了制作展を開催することを2024年12月20日に発表した。この展示会では、日本画や油絵などの絵画、アニメーション、映画、写真などのビジュアル作品、彫刻、版画、テキスタイル、インスタレーション、建築模型、工業デザインなど多岐にわたる作品が展示される予定だ。

鷹の台キャンパスでは造形学部全学科・造形構想学部映像学科の卒業予定者約1,000名と大学院造形研究科全コース・造形構想研究科映像・写真コースの修了予定者約150名の作品が展示されることになった。市ヶ谷キャンパスでは造形構想学部クリエイティブイノベーション学科の卒業予定者約80名と大学院造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコースの修了予定者約30名の作品が公開される。

また、鷹の台キャンパスでは卒業・修了制作展の開催期間中である2025年1月18日と19日の2日間、オープンキャンパスが同時開催されることになった。オープンキャンパスでは個別相談会や大学説明会、学生による作品ツアーなどが実施され、美大を目指す高校生や保護者向けに充実したプログラムが用意されている。

卒業・修了制作展開催概要

項目 詳細
鷹の台キャンパス開催期間 2025年1月16日(木)~1月19日(日)9:00~17:00(入場は16:00まで)
市ヶ谷キャンパス開催期間 2025年1月31日(金)~2月2日(日)10:00~20:00
出展者数(鷹の台) 造形学部・造形構想学部映像学科約1,000名、大学院約150名
出展者数(市ヶ谷) クリエイティブイノベーション学科約80名、大学院約30名
展示内容 絵画、アニメーション、映画、写真、彫刻、版画、テキスタイル、建築模型など

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インスタレーションについて

インスタレーションとは、展示空間全体を作品として構成する現代アートの表現形式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 空間全体を活用した立体的な作品表現が可能
  • 観客が作品の中に入り込める体験型の芸術形態
  • 一時的・場所特定的な性質を持つ展示方法

武蔵野美術大学の卒業・修了制作展では、広大なキャンパス全体をギャラリーとして活用することで、インスタレーション作品の展示にも適した環境を提供している。学生たちは与えられた空間を最大限に活用し、観る人々に新しい体験や感動をもたらす作品を創造することが可能だ。

武蔵野美術大学の卒業・修了制作展に関する考察

武蔵野美術大学の卒業・修了制作展は、学生たちの4年間の集大成を発表する重要な機会として位置づけられている。キャンパス全体をギャラリーとして活用する展示方法は、学生たちに実践的な展示経験を提供するとともに、来場者に対して多様な芸術表現を一度に体験できる場を創出することが可能だ。

今後の課題として、オンラインでの展示やデジタルアーカイブの充実が挙げられるだろう。コロナ禍以降、デジタル技術を活用した展示手法の重要性が高まっており、物理的な展示と並行してデジタル空間での作品公開を強化することで、より多くの人々に作品を届けることができる。

また、産学連携やアートビジネスの視点を強化することも重要な課題となっている。卒業・修了制作展を通じて企業とのマッチングの機会を増やすことで、学生たちのキャリア形成支援にもつながるだろう。展示会の価値をさらに高めるためには、教育機関としての役割と社会との接点を意識した運営が求められる。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「鷹の台・市ヶ谷の2キャンパスで開催!「2024年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展」 | 学校法人武蔵野美術大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000083551.html, (参照 2025-01-08).