TORIKAI CAFEと九州産業大学が100%プラントベース冷凍ホイップクリームの共同研究を開始、国産植物素材の活用で安心・安全な食品開発へ
記事の要約
- TORIKAI CAFEと九州産業大学が冷凍ホイップクリームの共同研究を開始
- 100%プラントベースの業務用冷凍ホイップクリームを研究
- 国産植物素材を活用した安心・安全な食品開発を目指す
TORIKAI CAFEと九州産業大学の100%プラントベース冷凍ホイップクリーム共同研究
TORIKAI CAFEは九州産業大学生命科学部生命科学科の米満宗明教授の研究室と、100%プラントベース冷凍ホイップクリームに関する共同研究を2024年12月より開始した。本研究では植物由来素材を用いたホイップクリームの物性を定量的に把握し、ホイップ特性発現のメカニズムを明らかにすることを目指している。
共同研究には九州産業大学生命科学部の米満研究室、約20年の商品開発・研究開発経験を持つ神谷食品研究所の神谷慎一代表、TORIKAI CAFE代表取締役の島原創が参加している。研究の主な目的として、国産植物を素材とするプラントベースホイップクリームの安心・安全・効能を科学的に示し、国内外での利用拡大を目指すことが挙げられるだろう。
TORIKAI CAFEは2024年3月に業務用スイーツブランド「Vee Sweets」をスタートさせ、100%プラントベースかつグルテンフリーの商品を展開している。健康志向の高まりやアレルギー対応、ヴィーガン需要の拡大に応える形で、国産植物性素材をもとにした新しい食・スイーツを提案しているのだ。
プラントベース冷凍ホイップクリーム研究の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
研究開始時期 | 2024年12月 |
研究実施場所 | 九州産業大学 生命科学部 米満研究室、食品加工プラント |
研究参加者 | 米満宗明教授(九州産業大学)、神谷慎一代表(神谷食品研究所)、島原創(TORIKAI CAFE) |
研究目的 | 植物由来素材を用いたホイップクリームの物性把握とメカニズム解明 |
ブランド概要 | Vee Sweetsは2024年3月スタートの業務用スイーツブランド |
プラントベースフードについて
プラントベースフードとは、動物性原料を一切使用せず、植物由来の原料のみで作られた食品のことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 動物性原料を使用せず環境負荷を低減
- アレルギー対応や健康志向に適合
- 持続可能な食材として注目を集める
TORIKAI CAFEは2018年の設立以来、プラントベースの食品開発に取り組んでおり、「Soy Chocola」ブランドでのヘルシースイーツ展開を経て、現在は業務用スイーツブランド「Vee Sweets」を展開している。100%プラントベース&グルテンフリーの商品開発で、多様な食のニーズに応える革新的な商品を提供しているのだ。
プラントベース冷凍ホイップクリームに関する考察
TORIKAI CAFEと九州産業大学による共同研究は、プラントベース食品の科学的な裏付けを得る重要な取り組みとなるだろう。特に物性の定量的把握とメカニズム解明は、製品の品質向上と安定性確保に大きく貢献することが期待されるのだ。一方で、植物性原料特有の風味や食感の課題をクリアする必要があるだろう。
今後は研究成果を活かした製品開発により、より多くの消費者がプラントベース食品を選択しやすい環境が整備されることが期待される。特にアレルギー対応や健康志向、環境配慮といった多様なニーズに応える新商品の開発が進むことで、プラントベース市場全体の拡大につながるだろう。
また、国産植物素材の活用は、食品安全性の向上だけでなく、地域農業の活性化にも寄与する可能性を秘めている。研究を通じて得られた知見を活かし、サステナブルな食品産業の発展に向けた取り組みがさらに加速することが望まれるのだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「九州産業大学 米満研究室との100%プラントベース冷凍ホイップクリームに関する共同研究開始のお知らせ | 株式会社TORIKAI CAFEのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000154797.html, (参照 2025-01-08).