九州大学ラクロス部がSPONSORS BOOSTを通じて株式会社GLUGとスポンサー契約、遠征機会の増加と部員のキャリア形成を促進
記事の要約
- 九州大学ラクロス部がSPONSORS BOOSTを通じて株式会社GLUGと契約締結
- 遠征費用の個人負担軽減と部員の備品購入が可能に
- 早期からのキャリア形成と企業との交流機会が増加
SPONSORS BOOSTを活用した大学部活動支援の新展開
株式会社スポンサーズブーストは、企業が大学の部活動に対して小口でスポンサー出資できるプラットフォーム「SPONSORS BOOST」を通じて、九州大学ラクロス部と株式会社GLUGの契約締結を2024年12月23日に発表した。SPONSORS BOOSTは1部活につき月額30,000円から出資が可能であり、部活動の資金面での支援を実現している。
九州大学ラクロス部は1995年の創設以来、現在87名の部員を擁する組織として活動を続けているが、遠征費用の個人負担や慢性的な資金不足による備品購入の制限という課題を抱えていた。複数企業からのスポンサー出資により、関東遠征の機会が増加し、より質の高い練習環境が整備されつつある。
スポンサー企業側のメリットとして、大学入学時から部活動に取り組む学生へのアプローチが可能となり、採用活動におけるコストパフォーマンスの向上と企業イメージの向上が期待できる。さらに部活動を通じた地域貢献やSDGsに基づく社会的意義の向上にも寄与している。
SPONSORS BOOSTの活用メリット
部活動側 | 企業側 | |
---|---|---|
主なメリット | 費用サポート | 学生へのアプローチ |
効果 | 部員数増加 | コストパフォーマンス向上 |
長期的利点 | キャリア形成支援 | 企業イメージアップ |
部活動へのスポンサー出資について
部活動へのスポンサー出資とは、企業が大学の部活動に対して資金提供を行う仕組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 月額30,000円からの小口出資が可能
- 部員の経済的負担軽減と活動環境の改善
- 企業と学生の早期接点創出
九州大学ラクロス部のケースでは、複数企業からのスポンサー出資により遠征機会が増加し、部員の活動範囲が広がっている。スポンサー企業との交流を通じて、部員は早期からキャリア形成について考える機会を得られるようになっている。
SPONSORS BOOSTの大学部活支援に関する考察
SPONSORS BOOSTによる大学部活動支援は、従来の部活動が抱えていた資金面での課題を解決する革新的な取り組みとなっている。企業からの小口出資という形態は、スポンサー企業の参入障壁を下げ、より多くの企業が部活動支援に関われる環境を創出している。
一方で今後は、スポンサー企業と部活動のマッチング精度の向上が課題となる可能性がある。企業の求める人材像と部活動の特性を適切にマッチングさせることで、より効果的な支援体制の構築が期待される。また、長期的な視点での支援継続性の確保も重要な検討事項となるだろう。
さらに、各部活動の特性や地域性を考慮した支援プログラムの多様化が望まれる。部活動の競技レベル向上と企業の採用戦略を効果的に組み合わせることで、WIN-WINの関係構築が可能となり、大学スポーツ全体の発展に寄与するはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「九州大学ラクロス部が株式会社GLUGとスポンサー契約を締結 | 株式会社スポンサーズブーストのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000144681.html, (参照 2025-01-08).