名古屋市がなごや学生プラットフォームを開設、Communeを活用し学生と行政の共創を促進
記事の要約
- 名古屋市がなごや学生プラットフォームにCommuneを導入
- 学生と市が連携し名古屋のまちづくりを推進するコミュニティを開設
- 政令指定都市として初のCommune導入を実現
名古屋市がCommuneを活用した学生向けプラットフォームを開設
コミュニティサクセスプラットフォームCommuneを提供するコミューン株式会社は、2024年12月23日に名古屋市が運営する「なごや学生プラットフォーム」へのCommune導入を発表した。名古屋市内および近郊の大学・大学院・短期大学・専修学校・専門学校の学生と大学事務局が無料で利用できるオンラインコミュニティとして展開されることになった。
なごや学生プラットフォームは、名古屋市との連携や社会課題解決に関心を持つ学生や大学を対象とした会員登録制のオンラインコミュニティとして位置付けられている。学生同士の交流促進や名古屋市と連携したプロジェクト情報の共有など、多様な活動機会を提供することで、行政と学生の共創を目指すものだ。
この取り組みは令和5年度から開始された「学生タウンなごや推進寄附金」の一部を活用し、従来の学生団体コミュニティ「ナゴ校」をリニューアルする形で実現された。コミューン株式会社の豊富な自治体導入実績を評価し、入札を経て本プラットフォームの運営パートナーに選定されている。
なごや学生プラットフォームの概要
対象者 | 主な機能 | 特徴 | |
---|---|---|---|
基本情報 | 名古屋市内外の学生・大学 | オンライン交流 | 無料登録制 |
提供内容 | 大学事務局も利用可能 | プロジェクト情報共有 | 時間場所を問わない利用 |
目的 | 社会課題解決に興味がある学生 | 行政との連携機会創出 | まちづくりへの参画促進 |
オンラインコミュニティプラットフォームについて
オンラインコミュニティプラットフォームとは、インターネット上で特定の目的や興味を共有するユーザーが交流できる仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 時間や場所にとらわれない自由な交流が可能
- 多様な形式でのコミュニケーションツールを提供
- 参加者の活動履歴や成果を可視化
名古屋市の事例では、学生と行政をつなぐプラットフォームとしてCommuneを採用することで、従来の対面型コミュニティの限界を超えた柔軟な交流環境を実現している。オンラインコミュニティプラットフォームを通じて、より多くの学生が気軽にまちづくりに参加できる機会を創出することが期待される。
なごや学生プラットフォームに関する考察
なごや学生プラットフォームの導入は、学生の社会参画を促進する新たな試みとして高く評価できる。オンラインコミュニティの特性を活かすことで、従来は接点を持つことが難しかった他校の学生同士が気軽に交流できる環境が整備されたことは、学生の視野拡大と創造的な活動の促進につながるだろう。
一方で、オンラインコミュニティの活性化には、魅力的なコンテンツの継続的な提供と参加者のモチベーション維持が課題となる可能性がある。学生のニーズを的確に把握し、行政と学生の双方向的なコミュニケーションを促進する仕組みづくりが、プラットフォームの持続的な発展には不可欠だ。
今後は学生の主体的な参加を促す仕掛けづくりや、活動成果の可視化による達成感の創出が重要となるだろう。プラットフォームを通じて生まれた学生の創造的なアイデアが、実際のまちづくりに反映される仕組みを確立することで、名古屋市の魅力向上と学生の成長支援の両立が期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「名古屋市、学生と市がつながり名古屋のまちをより良くし全国の学生から選ばれるまちづくりを推進するコミュニティ「なごや学生プラットフォーム」にCommuneを導入 | コミューン株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000296.000036356.html, (参照 2025-01-08).