叡啓大学4年生が全国大学ビブリオバトル2024本戦に出場、紹介本が準グランドチャンプ本に選出され大学初の快挙を達成
記事の要約
- 叡啓大学4年生が全国大学ビブリオバトル2024本戦に出場
- 紹介本「四日間家族」が準グランドチャンプ本に選出
- 1,756人が参加した中で大学初の受賞を達成
叡啓大学生が全国大学ビブリオバトル2024本戦で準優勝
叡啓大学は2024年12月22日、4年生の豊﨑花さんが昭和女子大学で開催された全国大学ビブリオバトル2024本戦において中国Dブロック代表として出場し、紹介本「四日間家族」が準グランドチャンプ本に選出されたことを発表した。全国各地のブロック予選・ブロック決戦には1,756人の学生が参加しており、叡啓大学からは初めての受賞となる快挙を達成している。
本戦では全国のブロック決戦を勝ち抜いた30名が6グループに分かれてセミファイナルを実施し、豊﨑さんが紹介した「四日間家族」はセミファイナルで1位に選出された。その後のファイナルでも観覧者から多くの支持を集め、準グランドチャンプ本の栄誉に輝いている。
本戦の審査では、棋士・日本将棋連盟前会長の佐藤康光氏からも豊﨑さんのプレゼンテーションに対して具体的なコメントが寄せられた。司会者も豊﨑さんの表現を取り入れるなど、会場全体が大いに盛り上がりを見せている。
ビブリオバトル2024本戦の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 2024年12月22日 |
開催場所 | 昭和女子大学(東京都世田谷区) |
参加者数 | 1,756人(全国ブロック予選・決戦) |
本戦出場者数 | 30名(6グループ) |
受賞作品 | 「四日間家族」(準グランドチャンプ本) |
ビブリオバトルについて
ビブリオバトルとは、参加者が読んで面白いと思った本を持ち寄り、その本の魅力を5分間で紹介し合う知的書評合戦のことである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 発表者がプレゼンターとしての役割を担い、本の魅力を伝える
- 観覧者による投票で「チャンプ本」を決定する
- 本を通じた知的なコミュニケーションを促進する
全国大学ビブリオバトル2024本戦は、各地域のブロック予選から勝ち上がった精鋭たちによる知的な競演の場となっている。本戦では30名の参加者がセミファイナルとファイナルの2段階で競い合い、最終的に観覧者の投票によってグランドチャンプ本と準グランドチャンプ本が選出されるのだ。
大学ビブリオバトルに関する考察
全国大学ビブリオバトル2024本戦における叡啓大学の初受賞は、大学における読書推進活動の新たな可能性を示唆している。特に1,756人という参加者数は、大学生の間で読書を通じたコミュニケーションの場が広がっていることを示す重要な指標となっているだろう。
本イベントの成功は、単なる読書推進にとどまらず、プレゼンテーション能力やコミュニケーション力の向上にも寄与している。特に観覧者の投票制度は、発表者が聴衆を意識した効果的なプレゼンテーションを行う動機付けとなっているのだ。
今後のビブリオバトルでは、オンラインとリアルのハイブリッド開催や、国際交流の要素を取り入れるなど、さらなる発展が期待される。大学教育におけるアクティブラーニングの一環として、より多くの教育機関での導入が進むことで、学生の総合的なコミュニケーション能力の向上につながるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【叡啓大学】4年生豊﨑花さんが紹介した「四日間家族」が「全国大学ビブリオバトル2024本戦」で準グランドチャンプ本に選ばれました | 広島県公立大学法人のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000336.000051586.html, (参照 2025-01-08).