記事の要約
- アフラックが企業内大学ALAを開校
- 一橋大学大学院と協力し独自のリーダーシップ開発プログラムを導入
- 約70名の社員を対象に2025年1月から1年間のトレーニングを実施
アフラック生命保険のALA開校による次世代リーダー育成の強化
アフラック生命保険株式会社は人財育成の強化を目指し、次代の経営を担うリーダーシップ開発に特化した企業内大学「アフラック・リーダーシップ・アカデミー(ALA)」を2024年12月26日に開校した。国立大学法人一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻と協力し、経営に関する知識の修得やリーダーシップの開発、コアバリューに基づく判断力の強化を目指すプログラムを導入している。
ALAでは次世代経営人財プログラムの対象者、管理監督者、一般社員の3つのコースを設置し、公募を通じて選抜された合計約70名の社員がトレーニングを受講することになっている。経営陣の強いコミットメントのもと、社長や役員自らが講師となるセッションも実施されることとなっている。
アフラック生命保険株式会社は組織力と人財力の向上を通じて、ステークホルダーからの負託と信頼に応えながら健全で持続的な成長を目指している。人財を大切にするコアバリューのもと、ALAを通じて次世代リーダーの育成を強化することで、中長期的な企業価値の向上を実現しようとしているのだ。
ALA開校の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開校日 | 2024年12月26日 |
コース構成 | 次世代経営人財プログラム、管理監督者、一般社員の3コース |
受講人数 | 約70名 |
研修期間 | 2025年1月から1年間 |
協力機関 | 国立大学法人一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻 |
コアバリューについて
コアバリューとは企業の根幹となる価値観や行動指針のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 組織の意思決定や行動の基準となる価値観
- 企業文化や組織の方向性を示す指針
- 人材育成や評価の重要な判断基準
アフラック生命保険では「人財を大切にするコアバリュー」を掲げており、人材を大切にすることで業務の効果的な遂行が実現できるという考えを基本としている。このコアバリューに基づき、ALAでは経営人材の育成を通じて組織全体の価値向上を目指しているのだ。
企業内大学ALAに関する考察
ALAの開校は、企業内での体系的な人材育成システムの構築という点で画期的な取り組みである。特に一橋大学大学院との連携により、アカデミックな知見と実務的なニーズを組み合わせた質の高い教育プログラムの提供が可能となっていることは大きな利点だ。
今後の課題として、70名という限られた受講者数をどのように全社的な人材育成に波及させていくかという点が挙げられる。ALAでの学びを組織全体に展開するための仕組みづくりや、卒業生による知識共有の促進が重要になってくるだろう。
さらに、経営陣が直接講師を務めることで、理論と実践の融合が図られることが期待される。企業のコアバリューに基づいた判断力の養成は、今後のビジネス環境の変化に対応できるリーダーの育成に大きく貢献するはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「アフラック・リーダーシップ・アカデミー」の開校について | アフラック生命保険株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000268.000035597.html, (参照 2025-01-08).