自由学園最高学部の学生ベンチャーきみとなりが商品開発サポート業を開始、地域資源を活用した新ブランド立ち上げに着手

自由学園最高学部の学生ベンチャーきみとなりが商品開発サポート業を開始、地域資源を活用した新ブランド立ち上げに着手

PR TIMES より

記事の要約

  • 学生ベンチャー (株)きみとなりが商品開発サポート業を開始
  • 京都府福知山市でしるくのもとブランドの立ち上げに参画
  • 12月27日からクラウドファンディングを開始予定

学生ベンチャーきみとなりがブランド構築と商品開発のサポート業を展開

自由学園最高学部発の学生ベンチャーである株式会社きみとなりは2024年12月19日、グンゼ博物苑今昔蔵にて記者会見を実施し、商品開発サポート業の展開を発表した。設立から1年間で10以上のスキンケアや食品を開発してきた実績を持つ同社は、企業の商品開発をトータルでサポートする新事業を開始することとなったのだ。

第一弾の案件として京都府福知山市の「NEXT産業創造プログラム」において株式会社Lifexiaとの連携を開始し、地元学生と共に「しるくのもと」ブランドの立ち上げプロジェクトを進めている。福知山公立大学の濵本菜那さんが開発主担当となり、約10アイテムの商品開発に取り組んでいるところだ。

しるくのもとブランドでは、グンゼ株式会社が提供する京都府綾部市産の桑の葉から抽出したマグワ葉エキスを主成分としたスキンケア製品の開発を進めており、12月27日からはクラウドファンディングを開始する予定である。目標金額を100万円に設定し、デザイン費や販売ページ制作費として活用することを計画している。

しるくのもとブランドの概要

項目 詳細
ブランドコンセプト 心まで沁みわたり 癒しをあたえる スキンケア
主要成分 マグワ葉エキス(皮膚保護剤)
商品ラインナップ 洗顔フォーム、オールインワン美容液、泡ハンドソープ、泡ボディソープ、桑の葉入りハーブティー、桑の葉入りサプリ
原料供給 グンゼ株式会社(京都府綾部市産桑の葉)
開発体制 福知山公立大学 濵本菜那さん(開発主担当)

クラウドファンディングページ

マグワ葉エキスについて

マグワ葉エキスとは桑の葉から抽出される成分で、主に皮膚保護剤として使用される有効成分のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 天然由来の皮膚保護成分として活用
  • 養蚕業が盛んだった地域の歴史ある原料
  • スキンケア製品の主要成分として注目

京都府綾部市には養蚕業の歴史が根付いており、マグワ葉エキスの原料となる桑の葉は地域に深く関わる重要な資源となっている。しるくのもとブランドではグンゼ株式会社から提供される桑の葉を活用し、地域資源の新たな価値創造に取り組んでいるのだ。

学生ベンチャーによる商品開発サポート業に関する考察

学生ベンチャーが商品開発サポート業に参入することで、若い世代ならではの視点や発想を活かしたブランド構築が可能になると考えられる。特に地域の学生と連携することで、地域特有の資源や文化を活かした商品開発が実現し、地域活性化にも貢献することが期待できるだろう。

今後は商品開発のノウハウやブランディングのスキルをさらに磨き、より多くの企業や地域との連携を深めることが重要になってくる。学生ベンチャーという特性を活かしつつ、持続可能なビジネスモデルを確立することで、新たな価値創造の担い手として成長していく可能性が高いだろう。

また、地域資源を活用した商品開発は、その地域の歴史や文化を次世代に継承する役割も果たすことができる。学生ベンチャーがこうした取り組みを継続的に行うことで、地域の魅力を再発見し、新たな産業創出につながることが期待されるのだ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「学生ベンチャー (株)きみとなり がブランド構築/商品開発サポート業を開始 | 株式会社きみとなりのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000132902.html, (参照 2025-01-08).