記事の要約
- JTG証券のプライマリーPB資格保有率が70.7%に到達
- 2024年12月26日時点で資格保有者数が71名に増加
- 全取引チャネルにプライベートバンカーを配置
JTG証券のプライマリーPB資格保有率が70%を突破
JTG証券は高度な資産運用サービスの提供体制を強化するため、プライマリーPB資格の取得を推進した結果、2024年12月26日時点で営業スタッフの資格保有率が70.7%に到達したことを発表した。資格保有者数は2024年9月末時点の49名から71名へと大幅に増加しており、アナリスト協会のウェブサイトで公開されている本資格所有者の所属企業上位10社にランクインする実績を持つ。
JTG証券では営業店やコールセンター、ネット取引を含むすべての取引チャネルにプライベートバンカー資格保有者を配置することで、顧客一人一人に寄り添った高品質なサービスを提供している。世代を超えた資産管理や運用ニーズに対応するため、証券担保ローンやグローバル分散投資、不動産投資、事業承継など幅広いソリューションを展開しているのだ。
また、JTG証券のプライベートバンキングサービスでは、担当者が変わることなく顧客とその家族の様々な課題に一貫して対応する体制を整えている。単なる資産運用だけでなく、次世代教育といった非金融サービスまでをカバーすることで、多様化する顧客ニーズへの総合的な対応を可能にしているのだ。
プライマリーPB資格の概要
資格名 | 概要 |
---|---|
PBコーディネーター | 金融全般と資産管理の基礎知識、リレーションシップ・マネジメントに関する資格(2022年12月に試験終了) |
プライマリーPB | 包括的な金融サービスを提案・実行支援する専門家としての資格 |
シニアPB | プライマリーPB資格保有かつ2年以上の実務経験が必要な最上級資格 |
プライベートバンカーについて
プライベートバンカーとは、顧客の資産管理や運用に関する専門的なアドバイスを提供する金融の専門家のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 包括的な資産管理と運用のアドバイス提供
- 世代を超えた資産承継のサポート
- 非金融サービスを含む総合的なソリューション提案
JTG証券ではプライベートバンカーの育成に特に力を入れており、2024年12月時点で営業スタッフの70.7%がプライマリーPB資格を保有するまでに至っている。プライベートバンカーは単なる資産運用のアドバイザーを超え、顧客とその家族の様々なニーズに応える総合的なコンシェルジュとしての役割を担っているのだ。
プライベートバンカー資格制度に関する考察
プライベートバンカー資格制度の整備は、金融機関における専門人材の育成と品質保証の観点から極めて重要な意味を持っている。特に高齢化社会において資産承継や相続対策のニーズが高まる中、専門的知識を持つプライベートバンカーの存在は不可欠であり、資格制度の充実は顧客サービスの質的向上に大きく寄与するだろう。
一方で、プライベートバンカーには金融知識だけでなく、法務や税務、さらには非金融分野まで幅広い知見が求められることから、人材育成には相当の時間と投資が必要となる。資格取得後も継続的な学習と実務経験の蓄積が重要であり、金融機関には体系的な育成プログラムの整備が求められているのだ。
今後は金融技術の進化やデジタル化の進展に伴い、プライベートバンカーに求められるスキルセットもさらに多様化していくことが予想される。資格制度自体も時代の変化に応じて進化を続け、より実践的で価値の高い認定制度として発展していく必要があるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「JTG証券、プライベートバンカー資格「プライマリーPB」資格保有率70%を突破! | Jトラストグローバル証券株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000111858.html, (参照 2025-01-08).