ヨコハマ海洋市民大学が第8回講座を開催、パラセーリング銀メダリストが海の魅力を語る

ヨコハマ海洋市民大学が第8回講座を開催、パラセーリング銀メダリストが海の魅力を語る

PR TIMES より

記事の要約

  • ヨコハマ海洋市民大学が第8回講座を2025年1月9日に開催
  • パラ種目銀メダリストの丹羽巧選手が海とセーリングについて講演
  • 海洋教育を通じて次世代への海の継承を目指す取り組み

ヨコハマ海洋市民大学第8回講座の開催概要

ヨコハマ海洋市民大学実行委員会は、2025年1月9日19時30分より横浜市中区の象の鼻テラスにて、第8回講座「海へ。パラセーリングで世界を目指す~海とセーリング、そのつきない魅力」を開催する。本講座は日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐことを目的に実施されるものだ。

講師として招かれる丹羽巧選手は、2023年セーリング世界選手権でパラ種目・男子ハンザ303級の銀メダルを獲得した実績を持つトップセーラーである。2024年にはアジア太平洋選手権で優勝を果たし、健常者との混合レースでも高い競技力を示している選手だ。

ヨコハマ海洋市民大学実行委員会は設立から11年目を迎え、毎月1回の定期講座を通じて海洋教育の普及に取り組んでいる。海に関する知識を学び、日常生活に活かすことで、理想的な海の実現を目指す「海洋教育デザイナー・海族」の育成に力を入れている。

講座開催概要まとめ

項目 詳細
開催日時 2025年1月9日19時30分〜21時10分
会場 象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1-1)
講師 丹羽巧選手(パラセーリング選手)
受講方法 Facebook、Peatix(オンライン配信)、HP申込フォーム
主な実績 年間受講生500〜800人、2023年度456人(オンライン含む)

講座申込みページ

パラセーリングについて

パラセーリングとは、障がいのある人々も参加できるように適応されたセーリング競技のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 専用の艇や補助具を使用して競技を実施
  • 障がいの程度に応じたクラス分けを実施
  • 健常者との混合レースも実施可能

パラセーリングはハンザ303級などの特別に設計された艇を使用し、選手の障がいに合わせた競技環境を整備している。丹羽選手の活躍は、パラセーリングの可能性を広げ、インクルーシブなスポーツとしての発展に貢献している。

海洋教育デザイナー育成に関する考察

ヨコハマ海洋市民大学の取り組みは、海洋環境の保全と次世代育成を結びつけた先進的なアプローチとして評価できる。特に実績のあるアスリートを講師として招聘することで、海の魅力を実体験に基づいて伝えることができ、受講者の理解と関心を深める効果が期待できるだろう。

今後の課題として、オンライン受講とリアル受講のハイブリッド化による参加者層の拡大が挙げられる。地理的な制約を超えて海洋教育を提供することで、より多くの人々が海洋環境保全の重要性を理解し、具体的なアクションにつながる可能性が高まるはずだ。

海洋教育デザイナーの育成プログラムをさらに体系化し、修了生のネットワーク構築を強化することも重要である。実践的な知識と経験を持つ人材が増えることで、持続可能な海洋環境の実現に向けた取り組みが加速するだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「ヨコハマ海洋市民大学2024年度 第8回講座「海へ。パラセーリングで世界を目指す~海とセーリング、そのつきない魅力」を開催します。 | 海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003167.000077920.html, (参照 2025-01-08).