岡山大学がCO2排出量可視化チャレンジ成果報告会を開催、産学官金連携による脱炭素経営支援の促進へ

岡山大学がCO2排出量可視化チャレンジ成果報告会を開催、産学官金連携による脱炭素経営支援の促進へ

PR TIMES より

記事の要約

  • 岡山大学がCO2排出量可視化チャレンジ成果報告会を開催
  • 岡山技研工業の製品CO2排出量算定結果を発表
  • 組織GHG排出量算定結果の共有による脱炭素経営促進

岡山大学のCO2排出量可視化チャレンジ成果報告会の開催概要

国立大学法人岡山大学は岡山県商工会連合会、中国銀行との共催により、2025年1月20日に岡山大学津島キャンパスの共育共創コモンズで成果報告会を開催する予定だ。本報告会では学生による岡山技研工業株式会社の製品のカーボンフットプリント算定結果および考察について発表が行われることになっている。

環境省の地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業の一環として、株式会社山陽工作所とビーフプレイス株式会社の組織GHG排出量算定結果についても報告が実施される。岡山県内の中小企業の脱炭素経営促進に向けた取り組みが展開されることになるだろう。

成果報告会では学生によるプレゼンテーションの後、CO2排出量可視化に向けた今後の方策についてのディスカッションが行われる予定である。参加費は無料で、申込期限は2025年1月15日17時までとなっており、関心のある企業や個人の参加が期待されている。

CO2排出量可視化チャレンジ成果報告会の開催詳細

項目 詳細
開催日時 2025年1月20日(月)16:00~18:00
開催場所 岡山大学共育共創コモンズ(OUX)講義室
主催 岡山大学、岡山県商工会連合会、中国銀行
プログラム内容 学生プレゼンテーション、組織GHG排出量算定結果報告、ディスカッション、ネットワーキング
参加費 無料
申込期限 2025年1月15日(水)17時まで

参加申込フォーム

カーボンフットプリントについて

カーボンフットプリントとは、製品やサービスのライフサイクル全体で排出される温室効果ガスの総量を二酸化炭素に換算して算出する指標のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 原材料の調達から廃棄までの全工程での排出量を可視化
  • 国際規格ISO14067に基づく算定方法の標準化
  • 企業の環境負荷低減活動の定量的評価が可能

岡山大学では昨年度から学生によるカーボンフットプリントチャレンジを実施しており、企業の製品のCO2排出量算定に取り組んでいる。今年度は岡山技研工業株式会社の製品について算定を行い、その成果が報告会で発表されることになっている。

CO2排出量可視化チャレンジに関する考察

岡山大学による学生参加型のCO2排出量可視化の取り組みは、実践的な環境教育と企業支援を両立させた画期的な試みである。学生が実際の企業と連携して算定作業を行うことで、理論と実務の両面から脱炭素経営について理解を深められる機会を提供できている。

今後の課題として、算定結果の精度向上やデータ収集の効率化が挙げられる。特に中小企業においては、詳細なデータの把握や継続的なモニタリング体制の構築が困難な場合も想定されるため、支援体制の充実が求められるだろう。

将来的には、この取り組みを通じて蓄積されたノウハウを他の地域や教育機関にも展開することが期待される。産学官金の連携による脱炭素経営支援の仕組みづくりは、地域の持続可能な発展にとって重要な意味を持つはずだ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「【岡山大学】岡山大学生によるCO2排出量可視化チャレンジ成果報告会〔1/20月 岡山大学津島キャンパス〕 | 国立大学法人岡山大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002816.000072793.html, (参照 2025-01-08).