記事の要約
- 兵庫子ども支援団体が2025年度の学習支援参加者を募集
- 小学4年生から高校生までを対象に個別指導とグループワークを提供
- 明石かがやきとハイスペースの2コースで支援を展開
兵庫子ども支援団体の2025年度学習支援プログラム
認定NPO法人兵庫子ども支援団体は2025年1月5日より2025年度の学習支援参加者の募集を開始した。明石かがやきでは小学4年生から中学3年生を対象に土曜日と日曜日の両日に個別学習支援とグループワークを提供し、子どもたちの総合的な生きる力を育成する方針を掲げている。
ハイスペースでは15歳から19歳までの高校生を対象に個々に合わせた学習支援や進路相談を実施する。経済的な事情により塾などに通うことができない家庭の子どもや通信制、定時制高校に通う生徒へのサポートに重点を置くことで、進路実現に向けた支援体制を構築している。
2013年11月に高校生有志によって設立された兵庫子ども支援団体は、2023年2月に認定NPO法人として兵庫県より認定を受けた。学習支援や子どもの居場所づくり、体験活動などを多岐にわたって展開し、2024年には明石市教育功労賞を受賞するなど地域での評価も高まっている。
兵庫子ども支援団体の支援プログラム詳細
明石かがやき | ハイスペース | |
---|---|---|
対象年齢 | 小学4年生〜中学3年生 | 15歳〜19歳 |
開催日時 | 土日13:30〜16:30 | 日曜11:00〜12:30 |
費用 | 月0〜500円 | 月500〜1,000円 |
主な支援内容 | 個別学習指導、グループワーク、体験活動 | 学習支援、進路相談、高卒認定試験対策 |
総合的な生きる力について
総合的な生きる力とは、学習能力だけでなく社会性やコミュニケーション能力を含む包括的な能力のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 個別学習を通じた基礎学力の向上と学習意欲の育成
- グループワークによる協調性とコミュニケーション能力の向上
- 体験活動を通じた実践的な問題解決能力の習得
兵庫子ども支援団体では個別の学習支援に加え、グループワークや体験活動を組み合わせることで総合的な生きる力の育成を目指している。変化が激しい社会を生き抜くための基礎となる力を養うことで、子どもたちが夢を諦めることのない社会の実現に寄与している。
兵庫子ども支援団体の学習支援に関する考察
兵庫子ども支援団体の学習支援プログラムは家庭環境に応じた柔軟な費用設定と多様な学習機会の提供により、教育格差の解消に大きく貢献している。特に経済的な理由で学習塾に通えない子どもたちに対し、質の高い学習支援を提供することで教育機会の平等化を実現しているのだ。
今後の課題として支援を必要とする子どもたちへの周知方法の確立と支援体制の拡充が挙げられる。地域の教育機関や福祉機関との連携を深め、支援を必要とする子どもたちに確実に情報が届く仕組みづくりが求められるだろう。
将来的には支援プログラムのオンライン化や地域拠点の増設など、より多くの子どもたちが参加できる環境整備が期待される。子どもたちの学習意欲を高め、将来の可能性を広げるための取り組みとして、継続的な発展が望まれている。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「小学4年生から高校生までを対象とした兵庫子ども支援団体の学習支援、2025年度参加者を募集! | 特定非営利活動法人兵庫子ども支援団体のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000032248.html, (参照 2025-01-08).