ヒューマンリソシアがカトマンズ大学とITおよび建設エンジニアの来日就業支援で覚書を締結、海外人材採用ネットワークの拡大へ

ヒューマンリソシアがカトマンズ大学とITおよび建設エンジニアの来日就業支援で覚書を締結、海外人材採用ネットワークの拡大へ

PR TIMES より

記事の要約

  • ヒューマンリソシアがカトマンズ大学と覚書を締結
  • ITおよび建設分野の学生の来日就業を支援
  • 海外エンジニア人材の採用ネットワークを拡大

ネパール人材採用の強化でITおよび建設分野のエンジニア不足に対応

ヒューマンリソシア株式会社は2025年1月9日、ネパールのトップクラス公立大学であるカトマンズ大学とITおよび建設分野の学生の来日就業支援に関する覚書を締結した。カトマンズ大学においてITおよび建設分野(土木工学・建築学)を専攻する学生を対象とし、日本語教育の提供から就業支援までを一貫して行う体制を構築している。

国内のITエンジニアの有効求人倍率は東京都で3.1倍、建設エンジニアにおいては同7.3倍に達しており、深刻な人材不足が続いている。DXの進展に伴うエンジニア需要の高まりから、多様な視点によるイノベーションや海外ビジネスへの貢献においても海外人材への期待が高まっているのだ。

ヒューマンリソシアは既にネパールの3大学とパートナーシップを結んでおり、建設分野ではインドネシアの大学に続き2校目となる。日本で働くネパール出身者は約14.6万人で外国人材の14.6%を占めており、今後はエンジニア職での活躍が期待されている。

カトマンズ大学との連携内容

項目 詳細
対象分野 ITおよび建設分野(土木工学・建築学)
日本語教育 ヒューマンアカデミー日本語学校と連携し来日前から提供
来日支援 在留資格取得、来日手配、住居や生活支援
就業支援 正社員雇用、国内企業でのITもしくは建設エンジニアとしての就業支援

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在留資格について

在留資格とは、外国人が日本に滞在するために必要な法的資格のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 活動内容や期間に応じて複数の種類が存在
  • 就労可能な職種や産業が資格によって定められている
  • 取得には学歴や実務経験などの要件を満たす必要がある

ITおよび建設分野のエンジニアとして来日する場合、主に技術・人文知識・国際業務の在留資格が適用される。この在留資格は大学や専門学校での専攻に関連する業務に従事することが可能であり、カトマンズ大学の卒業生は専門性を活かした就業が期待できる。

カトマンズ大学との連携に関する考察

カトマンズ大学との覚書締結により、日本企業が必要とするITおよび建設分野の人材を確保できる可能性が高まっている。ネパールでは近年、大学教育水準の向上により多くの優秀な卒業生が輩出されており、日本の技術開発や建設プロジェクトの推進に大きく貢献することが期待できるだろう。

一方で、来日後の言語や文化の違いによる職場環境への適応が課題となる可能性がある。来日前からの日本語教育提供に加え、日本の企業文化や習慣に関する理解を深めるためのプログラムを充実させることで、スムーズな職場適応を実現できるはずだ。

今後は単なる人材確保だけでなく、ネパール人材が持つ独自の視点や経験を活かした新しいイノベーションの創出も期待される。日本企業とネパール人材の相互理解を深め、グローバルな価値創造につながる取り組みを展開していく必要があるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「ネパールトップクラスの公立大学・カトマンズ大学とITおよび建設エンジニアの来日就業支援において協力 | ヒューマンホールディングス株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001729.000005089.html, (参照 2025-01-10).