岡山大学が次世代電池セミナーを開催、リチウムイオン電池の最新技術と再利用に焦点

岡山大学が次世代電池セミナーを開催、リチウムイオン電池の最新技術と再利用に焦点

岡山大学が次世代電池セミナーを開催、リチウムイオン電池の最新技術と再利用に焦点

PR TIMES より

記事の要約

  • 岡山大学で次世代電池セミナーを開催
  • 3名の研究者による最新の電池技術に関する講演を実施
  • EVや定置電源に関する技術開発の情報を提供

おかやま次世代電池共創コンソーシアムのセミナー開催

国立大学法人岡山大学が事務局を務めるおかやま次世代電池共創コンソーシアムは、おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォームと共催で2025年1月21日に次世代電池セミナーを開催する予定だ。このセミナーでは岡山大学の仁科勇太教授と寺西貴志研究教授に加え、同志社大学理工学部電子工学科の堺健司准教授が講演を担当することになった。

岡山大学津島キャンパス理学部1階大会議室で開催されるセミナーは、ハイブリッド形式で実施されることが決定した。講演内容として二次電池における界面制御や廃品内に残されたリチウムイオン電池の磁気を用いた非破壊検出法、電極に用いるカーボン材料の開発など、最先端の研究成果が共有される予定である。

本セミナーはEVや定置電源などのものつくりやサービス、サーキュラーエコノミーなど幅広い分野で関心の高いテーマを扱うことが特徴だ。参加資格に制限はなく、事前登録制で誰でも参加できる仕組みが整えられている。

次世代電池セミナーの開催概要

項目 詳細
開催日時 2025年1月21日(火)13:00〜14:45
開催形式 ハイブリッド(現地・オンライン)
開催場所 岡山大学津島キャンパス 理学部1F 大会議室
参加資格 制限なし(誰でも参加可能)
参加方法 事前登録制

セミナー申し込みはこちら

リチウムイオン電池について

リチウムイオン電池とは、充電して繰り返し使用できる二次電池の一種で、高いエネルギー密度と長いサイクル寿命が特徴だ。以下のような特徴を持つ電池技術として注目されている。

  • 充放電効率が高く、環境負荷が少ない
  • 小型軽量化が可能で、携帯機器に適している
  • メモリー効果がなく、継続的な性能維持が可能

本セミナーでは界面制御技術や非破壊検出法など、リチウムイオン電池の性能向上と再利用に関する最新の研究成果が共有される予定だ。特に廃品内に残されたリチウムイオン電池の磁気を用いた非破壊検出法は、サーキュラーエコノミーの実現に向けた重要な技術となるだろう。

次世代電池技術に関する考察

次世代電池技術の研究開発が進むことで、EVや定置電源などの分野での技術革新が加速すると考えられる。特に電極材料としてのカーボン材料の開発は、電池の性能向上やコスト削減に大きく貢献する可能性を秘めているだろう。

一方で、リチウムイオン電池の廃棄や再利用に関する課題も顕在化してきており、環境負荷の低減が重要な検討事項となっている。非破壊検出法の確立は、電池のリサイクルプロセスを効率化し、資源の有効活用を促進する重要な技術となる可能性が高いだろう。

産学連携による研究開発の推進は、次世代電池技術の実用化を加速させる重要な要素となっている。特に本セミナーのような知見共有の場は、技術革新とサーキュラーエコノミーの実現に向けた重要な機会となるはずだ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「【岡山大学】おかやま次世代電池共創コンソーシアム「令和6年度 次世代電池セミナー」〔1/21,火 ハイブリッド開催〕 | 国立大学法人岡山大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002854.000072793.html, (参照 2025-01-20).

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