武蔵野美術大学が2024年度卒業・修了展を開催、AIチャット機能導入で展示理解の促進へ

武蔵野美術大学が2024年度卒業・修了展を開催、AIチャット機能導入で展示理解の促進へ

武蔵野美術大学が2024年度卒業・修了展を開催、AIチャット機能導入で展示理解の促進へ

PR TIMES より

記事の要約

  • 武蔵野美術大学がCI学科とCLコースの卒業・修了展を開催
  • AIチャット機能を導入し来場者の展示理解をサポート
  • 市ヶ谷キャンパスで学生の成長過程を特別展示

武蔵野美術大学の2024年度卒業・修了展開催概要

武蔵野美術大学は2025年1月31日から2月2日にかけて、市ヶ谷キャンパスで2024年度卒業・修了展を開催することを2025年1月20日に発表した。クリエイティブイノベーション学科および大学院造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコースの100名を超える学生による作品と研究成果が展示される予定だ。

今回の展示では初の試みとしてAIチャット機能を導入し、来場者が興味のあるキーワードや分野に応じた展示の検索・提案が可能になっている。展示内で使用される専門用語の解説なども行われ、来場者の展示理解を深めるサポート体制が整備されているのが特徴だ。

また市ヶ谷キャンパス1階のMUJIcom内共創スペースでは、CI学科生の成長過程をたどる特別展示も同時開催される。授業内容や提出された制作物を通じて学生たちの成長過程を深掘りし、卒業・修了制作に至るまでの軌跡を紹介する展示となっている。

卒業・修了展の開催詳細

項目 詳細
開催期間 2025年1月31日(金)〜2月2日(日)
開催時間 10:00〜20:00(最終入場19:30)
会場 武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス
出展者数 CI学科約80名、CLコース約30名
入場料 無料(事前予約不要)
新機能 AIチャット機能、特別展示の同時開催

卒業・修了展特設サイト

クリエイティブイノベーションについて

クリエイティブイノベーションとは、アートやデザインの造形行為から育まれる創造的思考力を基盤とした革新的な教育カリキュラムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 造形行為を通じた創造的思考力の育成
  • 社会課題解決への革新的アプローチ
  • 企業や地域社会と連携した実践的プロジェクト

武蔵野美術大学のCI学科およびCLコースは2019年に開設され、アートとデザインの専門性を活かした社会課題の解決や新たな価値創造を目指している。時代の変革を担う創造的リーダーの育成を通じて、革新的な人材を社会へ輩出することを目的としている。

武蔵野美術大学の卒業・修了展に関する考察

AIチャット機能の導入は、来場者の展示理解を深める画期的な取り組みとして評価できる。従来の美術展示では専門知識がない来場者にとって作品理解が難しい場合があったが、AIによる解説機能によって誰もが作品の本質に触れやすくなることが期待できるだろう。

一方で、AIチャットによる解説が作品本来の解釈や鑑賞体験を制限してしまう可能性も考えられる。来場者それぞれが持つ独自の解釈や感性を活かしながら、AIチャットをどのように補助的に活用していくかが今後の課題となるだろう。

また共創スペースでの成長過程展示は、作品の背景にある教育カリキュラムの価値を示す重要な取り組みだ。今後はオンラインでの展示公開やアーカイブ化を進め、より多くの人々がアクセスできる環境を整備することで、クリエイティブ教育の可能性をさらに広げることができるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「美大生の「イノベーション」を体感する3日間。武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス 卒業・修了展 1/31(金)から開催! | 学校法人武蔵野美術大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000083551.html, (参照 2025-01-20).

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