森永乳業と宮城学院女子大学が産官学連携で健康レシピを開発、地域の健康課題解決に向けた取り組みを本格化

記事の要約
- 森永乳業ら5者が産官学連携で健康レシピ開発プログラムを実施
- 宮城学院女子大学の100名以上の学生がレシピを考案
- 選出された優秀レシピを2025年春より順次店頭などで展開予定
森永乳業と宮城学院女子大学による健康レシピ開発プログラム
森永乳業株式会社、宮城学院女子大学、株式会社ヨークベニマル、株式会社魚国総本社、宮城県は、2024年9月より産官学連携でビフィズス菌入りヨーグルトと地元食材を活用した健康レシピ開発プログラムを開始した。このプログラムでは宮城県民の健康課題解決を目指し、腸活をはじめとした健康レシピの開発に取り組んでいる。
このたび1月29日に宮城学院女子大学にて発表会を実施し、100名以上の学生が考案したレシピの中から優秀レシピ4点を選出することが決定している。選ばれたレシピはヨークベニマルの店頭やチラシ、森永乳業のレシピページで紹介されることになるだろう。
魚国総本社が運営する宮城県の県庁食堂でも優秀レシピのメニュー提供が予定されており、5者による産官学連携を通じて宮城県内外への認知拡大を目指している。森永乳業は2022年7月より宮城県民の健康課題解決に向けた取り組みを継続的に実施してきた。
健康レシピ開発プログラムの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
プログラム開始日 | 2024年9月 |
参加者 | 宮城学院女子大学の学生100名以上 |
レシピ条件 | ビフィズス菌入りヨーグルトと地元食材の使用必須 |
発表会日時 | 2025年1月29日 |
展開方法 | 店頭・チラシ紹介、レシピページ掲載、県庁食堂メニュー提供 |
ビフィズス菌BB536について
ビフィズス菌BB536とは、腸内環境を整える効果が期待できる乳酸菌の一種であり、以下のような特徴を持っている。
- 腸内環境の改善に寄与する乳酸菌
- 森永乳業が研究開発した独自の菌株
- ヨーグルトに配合され日常的な摂取が可能
森永乳業のビヒダスヨーグルトに含まれるビフィズス菌BB536は、酸味を抑えたまろやかな味わいが特徴で料理に使いやすい性質を持っている。この特性を活かし、日常的な料理への活用を通じて健康課題の解決に貢献することが期待されている。
産官学連携による健康レシピ開発に関する考察
産官学連携による健康レシピ開発プログラムは、学生の実践的な学びと地域の健康課題解決を両立させる画期的な取り組みとなっている。特に管理栄養士を目指す学生たちにとって、実務に直結する経験を積める機会となり、将来的なキャリア形成にも大きな影響を与えることが期待できる。
一方で、レシピの継続的な活用や普及においては、消費者の習慣化をいかに促すかが課題となるだろう。店頭での情報発信だけでなく、SNSやデジタルメディアを活用した情報展開、さらには実際の調理体験会などを通じて、より多くの県民に健康的な食生活を提案していく必要がある。
今後は宮城県での取り組みをモデルケースとして、他の地域でも同様のプログラムを展開することで、全国的な健康増進活動へと発展させることが望まれる。産官学連携の枠組みを活かし、地域特性に合わせた健康レシピの開発と普及を進めていくことが重要だ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「森永乳業/宮城学院女子大学/ヨークベニマル/魚国総本社/宮城県 100名以上の地元学生のアイデアから選ばれた「ビフィズス菌入りヨーグルトと地元食材を使用したレシピ」 | 森永乳業株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001202.000021580.html, (参照 2025-01-20).