千葉大学環境ISO学生委員会が子ども向けSDGsイベントChiba Winter Fes 2025を開催、地域企業と連携し環境教育を推進

記事の要約
- 千葉大学環境ISO学生委員会がSDGsとエコをテーマにしたイベントを開催
- マジックショーやワークショップなど子ども向けコンテンツを多数用意
- 地域企業や団体と連携し、来場者1000人以上を見込む大規模イベント
千葉大生主催のSDGsイベント「Chiba Winter Fes 2025」の概要
千葉大学環境ISO学生委員会は2025年2月16日に、千葉大学西千葉キャンパスけやき会館にて「Chiba Winter Fes 2025~未来への第一歩~」を開催することを発表した。SDGsやエコへの意識啓発と地域活性化を目的としたイベントで、株式会社オオクシや株式会社京葉銀行など複数の企業が協賛している。
イベント内容はキッズショー専門マジシャン「バーベットくん」によるエコマジックショーやクラウンすみちゃんのバルーンアートなど、子ども向けの企画を多数用意している。電動モビリティの乗車体験やモノレール運転シミュレーター体験など、体験型のコンテンツも充実しているのが特徴だ。
50人以上の学生が実行委員として企画の発案や企業への働きかけを行っており、学生主体の運営体制を構築している。2018年の初開催以来、毎年1000人以上が来場する人気イベントとして定着し、近年はSDGsを意識した内容にパワーアップして継続的な発展を遂げている。
Chiba Winter Fes 2025の主要コンテンツまとめ
体験系 | エンターテイメント系 | 教育系 | |
---|---|---|---|
主なコンテンツ | 電動モビリティ乗車、モノレールシミュレーター | マジックショー、バルーンアート、コンサート | SDGsワークショップ、環境展示 |
協力企業・団体 | 千葉トヨペット、千葉都市モノレール | バーベットくん、クラウンすみちゃん | 株式会社ZOZO、エプソン販売 |
開催時間 | 10:00-16:00 | マジックショー11:00/14:40 | 終日開催 |
環境マネジメントシステムについて
環境マネジメントシステム(EMS)とは、組織が環境方針を設定し、計画的に環境負荷の低減を進めるための管理の仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 組織全体で環境保全活動を継続的に改善するための体系的な取り組み
- 国際規格ISO14001に基づく環境管理の国際標準システム
- PDCAサイクルによる環境パフォーマンスの向上を目指す
千葉大学では2005年にISO14001を取得し、環境ISO学生委員会を中心に学生主体でEMSを運用している。委員会には毎年約250名の学生が所属し、内部監査や環境報告書の作成、環境教育活動など幅広い活動を展開しており、企業との連携プロジェクトも実施している。
Chiba Winter Fes 2025に関する考察
学生主体のイベント運営という点で、実践的な環境教育とプロジェクトマネジメントの両面で教育効果が期待できる。50人以上の実行委員が企画から企業との交渉まで携わることで、社会人基礎力の向上にもつながっているのだ。
一方で、来場者1000人規模のイベントでは、当日の運営や安全管理が大きな課題となるだろう。学生スタッフの経験不足を補うため、協賛企業や大学職員との連携体制をより強化する必要がある。
今後は、オンラインとリアルを組み合わせたハイブリッド形式の導入や、より広域からの参加を促すための情報発信の強化が求められる。特に、SDGsの啓発効果を高めるため、参加者の年齢層に合わせたコンテンツの充実化が重要になっていくだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「マジックショーや子ども向け企画でSDGsを学ぶ!千葉大生が企画する「Chiba Winter Fes 2025」を2月16日に開催 | 国立大学法人千葉大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000935.000015177.html, (参照 2025-01-22).