慶應義塾大学アート・センターが改正博物館法に基づく登録博物館として新規認定、大学博物館の新時代へ

慶應義塾大学アート・センターが改正博物館法に基づく登録博物館として新規認定、大学博物館の新時代へ

慶應義塾大学アート・センターが改正博物館法に基づく登録博物館として新規認定、大学博物館の新時代へ

PR TIMES より

記事の要約

  • 慶應義塾大学アート・センターが新規登録博物館に認定
  • 2024年12月に東京都教育委員会から正式認可を取得
  • 改正博物館法に基づく新制度への移行を完了

慶應義塾大学アート・センターの登録博物館認定

慶應義塾大学は2025年1月22日、1993年に開設された大学附属の研究機関であるアート・センターが改正博物館法に基づく登録博物館として東京都教育委員会から新規登録されたことを発表した。アート・センターは2013年に博物館相当施設として指定を受けており、改正博物館法の施行を機に新制度への移行を進めていた。

慶應義塾大学アート・センターは総合大学としての特徴を活かし、特定分野に偏ることなく領域横断的な研究活動を展開している。現代社会における芸術活動の役割をテーマとした理論研究と実践活動を通じて、多様な学問分野の知見を統合する取り組みを行っている。

2024年12月23日付で登録博物館としての認定を受けたことで、アート・センターは新しい博物館制度における正式な位置づけを獲得した。この認定により、より充実した芸術研究と展示活動の展開が期待される状況となっている。

登録博物館認定の詳細

項目 詳細
施設名称 慶應義塾大学アート・センター
所在地 三田キャンパス南別館
開設年 1993年
旧認定 博物館相当施設(2013年取得)
新認定 登録博物館(2024年12月23日付)
認定機関 東京都教育委員会

プレスリリース詳細

登録博物館制度について

登録博物館制度とは、改正博物館法に基づいて設けられた新しい博物館の認定制度のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 博物館としての運営基準や専門性の確保が求められる
  • 教育委員会による審査と認定が必要
  • 社会教育施設としての公共性が重視される

慶應義塾大学アート・センターは2013年に博物館相当施設として認定されていたが、博物館法の改正に伴い新制度への対応を進めてきた。2024年12月の登録博物館認定により、より高度な専門性と公共性を備えた研究・展示施設としての役割を担うことになる。

大学博物館の登録制度移行に関する考察

博物館法の改正により、大学附属の研究施設が登録博物館として正式に位置づけられることは、学術研究と社会教育の融合という観点で重要な意味を持つ。特に慶應義塾大学アート・センターのような領域横断的な研究機関が登録博物館となることで、専門性の高い研究成果を広く社会に還元する機会が増えることが期待できる。

一方で、登録博物館としての運営には、より厳格な基準への適合や専門職員の確保など、新たな課題への対応が必要となるだろう。大学の研究機関としての自由度を保ちながら、いかに博物館としての公共性を確保していくかが重要な検討事項となる。

今後は大学博物館のモデルケースとして、研究活動と展示公開の両立による新しい知の創造と発信が期待される。同時に、他の大学附属研究施設においても、登録博物館への移行を検討する際の参考事例となることが予想される。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「慶應義塾大学アート・センター(三田キャンパス南別館)が改正博物館法の定める「登録博物館」として新規登録されました | 慶應義塾のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000279.000113691.html, (参照 2025-01-23).

関連タグ

新着ニュース一覧

⇒ 2025年3月のニュース一覧