慶應義塾ミュージアム・コモンズが新展覧会シリーズを開始、岡崎和郎の作品を年間通して展示へ

慶應義塾ミュージアム・コモンズが新展覧会シリーズを開始、岡崎和郎の作品を年間通して展示へ

慶應義塾ミュージアム・コモンズが新展覧会シリーズを開始、岡崎和郎の作品を年間通して展示へ

PR TIMES より

記事の要約

  • KeMCoが新展覧会シリーズ「ふとした点景」を開始
  • 第一回は岡崎和郎の「御物補遺」作品を四期に分けて展示
  • 第一期は2025年1月9日から2月7日まで開催

慶應義塾ミュージアム・コモンズの新展覧会シリーズ開始

慶應義塾ミュージアム・コモンズは、美術作品や学術資料などのオブジェクトを一つの展示台で紹介する新たな展覧会シリーズ「ふとした点景」を2025年1月9日より開始した。通常の展覧会とは異なる形で大学のコレクションや美術作品、学術資料に光を当てていく試みとなっている。

第一回の展示では現代美術作家・岡崎和郎の「御物補遺」作品を四期に分けて展示することが決定した。第一期は2025年1月9日から2月7日まで開催され、特別開館日として1月18日と2月1日の土曜日にも来場が可能となっている。展示会場となる三田キャンパス東別館階段踊り場では、KeMCo新春展2025「へびの憩う空き地」も同時開催される。

2025年の展示スケジュールでは、第二期が3月17日から5月16日まで、第三期が6月3日から8月6日までの予定となっている。最終となる第四期は10月から12月に開催される見込みだ。入場料は無料で事前予約も不要となるため、気軽に美術作品を鑑賞できる機会を提供している。

展覧会開催概要まとめ

項目 詳細
展示会期 2025年1月9日〜2月7日(第一期)
会場 慶應義塾ミュージアム・コモンズ展示室(三田キャンパス東別館階段踊り場)
開館時間 11:00〜18:00
特別開館日 1月18日(土)、2月1日(土)
同時開催 KeMCo新春展2025「へびの憩う空き地」

詳細はこちら

御物補遺について

御物補遺とは現代美術作家・岡崎和郎による作品シリーズであり、展示手法や表現方法に特徴がある作品群のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 一つの展示台で美術作品や学術資料を紹介する独自の手法
  • 通常の展覧会とは異なる新しい展示アプローチ
  • 大学のコレクションや美術作品に新たな視点を提供

慶應義塾ミュージアム・コモンズでの御物補遺の展示は、四期に分けて年間を通して行われる大規模な企画となっている。展示場所となる三田キャンパス東別館階段踊り場は、日常的な空間に作品を配置することで新たな芸術体験を創出する試みとなっているのだ。

ふとした点景シリーズに関する考察

慶應義塾ミュージアム・コモンズによる新シリーズ「ふとした点景」は、大学ミュージアムの新たな可能性を切り開く意欲的な試みとなっている。通常の美術館とは異なり、大学という教育研究機関ならではのコレクションや学術資料を活用することで、来場者に新しい視点や気づきを提供できる可能性を秘めているのだ。

今後の課題として、展示場所が階段踊り場という限られたスペースであることから、大規模な作品展示や多くの来場者への対応が難しい可能性がある。展示スペースの効率的な活用や、来場者の動線確保など、運営面での工夫が求められるだろう。展示内容と空間の特性を活かした独自の展示方法の確立が期待される。

将来的には、大学の研究成果や学術資料と現代アートを融合させた新たな展示形態の確立が望まれる。教育機関としての特性を活かしながら、アートと学術の境界を越えた革新的な展示手法の開発に期待が集まっているのだ。慶應義塾ミュージアム・コモンズの挑戦は、大学ミュージアムの新しいモデルケースとなる可能性を秘めている。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「【慶應義塾】慶應義塾ミュージアム・コモンズの新たな展覧会シリーズ 「ふとした点景 - 岡崎和郎」 開催(1/9~2/7) | 慶應義塾のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000277.000113691.html, (参照 2025-01-18).

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