NPO法人プログラミング教育研究所が第2回東京プログラミングコンテストを開催、小中学生の作品展示とプログラミング体験で学習意欲向上へ

記事の要約
- 東京プログラミングコンテスト第2回作品展示会の開催決定
- 小中学生による50作品から20作品を厳選して展示
- プログラミング体験やクイズ大会も同時開催
第2回子供が輝く東京プログラミングコンテストの作品展示会
NPO法人プログラミング教育研究所は、東京都在学在住の小中学生によるプログラミング作品を集めた第2回子供が輝く東京プログラミングコンテストの作品展示・表彰式を2025年1月25日と26日に北とぴあで開催することを発表した。50作品の応募から厳選された20作品が展示され、来場者は実際にゲーム作品のプレイやマイクロビット工作の操作を体験できるようになっている。
イベントでは作品展示に加えて、プログラミング教室体験やクイズ大会など多彩なコンテンツが用意されており、参加者全員が無料で楽しむことができるようになっている。クイズ大会の参加者には景品が用意され、学習意欲の向上につながる工夫が施されているのだ。
コンテストは公益財団法人東京都福祉保健財団の「子供が輝く東京・応援事業」の助成金を活用して実施されており、7つの区市教育委員会が後援に名を連ねている。小中学生のプログラミング教育の普及と発展を目指し、4社の企業からも協賛を得て開催される運びとなった。
第2回子供が輝く東京プログラミングコンテストの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 2025年1月25日13:00-18:00、26日10:00-16:40 |
会場 | 北とぴあ 15Fペガサスホール(王子駅前) |
参加資格 | 東京都在住在学の小中学生 |
審査員 | 東洋大学教授、女子栄養大学教授、東京成徳大学准教授ほか |
後援 | 北区、豊島区、練馬区、多摩市、板橋区、墨田区、世田谷区の各教育委員会 |
マイクロビットについて
マイクロビットとは、教育用に開発された小型のコンピューターボードのことを指しており、プログラミング学習のための主要なツールとして以下のような特徴がある。
- LEDディスプレイや各種センサーを搭載した入門向けマイコンボード
- ブロックベースのビジュアルプログラミングに対応
- 物理的な動作を伴うプログラミング学習が可能
マイクロビットはプログラミング初学者でも扱いやすい設計になっており、LED表示や音声出力、加速度センサーなどの機能を活用した作品制作が可能となっている。今回の東京プログラミングコンテストでも、マイクロビットを使用した作品の展示や体験会が実施され、参加者がプログラミングの楽しさを体感できる場が提供されているのだ。
プログラミングコンテストに関する考察
プログラミングコンテストの開催は、小中学生のデジタルリテラシー向上という観点で重要な意味を持っている。特に作品展示と体験会を組み合わせた今回のイベント形式は、参加者が他者の作品から学びながら自身のスキルアップにつなげられる点で効果的な取り組みといえるだろう。
今後の課題として、参加者の地域的な偏りや技術レベルの格差への対応が挙げられる。オンラインでの予選開催や、初心者向けのサポート体制の充実など、より多くの小中学生が参加しやすい環境整備が必要になってくるだろう。
将来的には、企業や教育機関との連携をさらに強化し、優秀作品の実用化や継続的な技術指導の機会を設けることが望まれる。コンテストを通じて発掘された才能を、実社会での活躍につなげていく仕組みづくりが重要になってくるはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「第2回子供が輝く東京プログラミングコンテスト作品展示会と表彰式を開催! | NPO法人プログラミング教育研究所のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000109941.html, (参照 2025-01-20).