日本経営協会が情報資産管理指導者養成講座を開催、2.5日間で文書管理のエキスパート資格取得が可能に

記事の要約
- 情報資産管理指導者養成講座の開催を発表
- 2.5日間で受講可能な公益社団法人全日本能率連盟認定資格
- ファイリングと電子ファイリング有資格者が対象
情報資産管理指導者養成講座の概要と特徴
一般社団法人日本経営協会は、文書・情報管理のエキスパートを育成する情報資産管理指導者養成講座を2025年3月11日より開催することを発表した。本講座は公益社団法人全日本能率連盟の認証資格であり、組織内の文書管理効率化とそのノウハウ浸透を目指すインストラクター資格となっている。
受講対象者は、ファイリングデザイナー検定1級と電子ファイリング検定B級以上の保持者、あるいは電子ファイリング検定A級とファイリング・デザイナー検定2級以上の保持者に限定されている。開催時間は2.5日間で計15.5時間となり、参加料は昼食代とテキスト代を含む110,000円となっている。
カリキュラムは企業などの組織における情報資産管理、電子ファイリングの実際、ファイリングシステム導入指導の実際と、3つの分野で構成されている。修了者には情報資産管理指導者の認定証が授与され、社内外での幅広い活躍が期待できる資格となっている。
情報資産管理指導者養成講座の開催内容
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日程 | 2025年3月11日(火)・12日(水)・13日(木) |
所要時間 | 2.5日間(計15.5時間) |
開催場所 | 日本経営協会セミナー室(東京都渋谷区) |
参加費用 | 110,000円(税込、テキスト代・昼食代含む) |
受講要件 | ファイリング・デザイナー1級+電子ファイリングB級以上、または電子ファイリングA級+ファイリング・デザイナー2級以上 |
認定内容 | 全日本能率連盟認定の情報資産管理指導者資格 |
情報資産管理について
情報資産管理とは、組織が保有する文書や記録などの情報を経営資産として戦略的に活用・管理することを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 業務効率化と経営資産としての戦略的活用
- リスク管理とコンプライアンス強化の実現
- 各職場単位での文書管理環境の整備
情報資産管理は紙文書と電子データの両方を対象としており、日々増加する情報を適切に管理することが重要な課題となっている。日本経営協会では情報資産管理の知識やスキルの習得を支援するため、ファイリング・デザイナー検定や電子ファイリング検定を実施している。
情報資産管理指導者養成講座に関する考察
情報資産管理指導者養成講座は、デジタルトランスフォーメーションが加速する現代において非常に重要な役割を果たすことが期待される。特に文書管理のデジタル化が進む中で、紙文書と電子文書の両方に精通した専門家の育成は組織の業務効率化に大きく貢献するだろう。
一方で、受講資格として複数の検定資格保持が必要となっているため、新規の受講希望者にとってはハードルが高い可能性がある。今後は受講要件の柔軟化や、オンライン受講オプションの追加など、より多くの人材が資格を取得できる環境整備が求められるだろう。
また、情報資産管理の重要性が増す中で、AI技術やクラウドサービスとの連携方法についても講座内容に含めることが望まれる。デジタル技術の進化に対応した情報資産管理の手法を学べる場として、本講座のさらなる進化が期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「文書・情報管理のプロ資格「情報資産管理指導者」が取得できる養成講座を開催! | 一般社団法人日本経営協会のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000227.000078820.html, (参照 2025-01-20).