SOZOW株式会社が小中学生向けデジタル探究学習プログラムを実施、マインクラフトを活用した地域課題解決に挑戦

記事の要約
- SOZOW株式会社が北海道の小中学生向け3D作品お披露目会を開催
- マインクラフトを活用した地域課題解決のアイデアを発表
- 道内各地から24名の小中学生がオンラインで参加
SOZOW株式会社の小中学生向けデジタル探究学習プログラム
SOZOW株式会社は経済産業省の未来の教室実証事業の一環として、2024年12月から2025年1月にかけて小中学生向けのデジタル探究学習プログラムを実施した。道内各地から24名の小中学生が参加し、リモート型の学びを通じてマインクラフトによる3D作品の制作に取り組んでいる。
2025年1月26日に札幌市内のEZOHUB SAPPOROにて開催される発表会では、オンラインと対面で活動してきた5チームが初めて顔を合わせる。作品のテーマは北海道の未来を変えるアイデアであり、各チームが地域課題の解決策を3D作品として表現している。
プログラムの特徴として、地理的な制約を超えたオンライン協働学習の実現が挙げられる。地元企業や自治体と連携し、北海道が直面する課題に対して子どもたちが主体的に探究を行い、マインクラフトを使って解決策を具現化している。
デジタル探究学習プログラムの詳細
オンラインチーム | リアル会場チーム | |
---|---|---|
参加者 | 10名(札幌市、夕張市、奈井江町) | 14名(当別町、苫小牧市、函館市) |
学年構成 | 小2〜中2 | 小1〜小5 |
活動形態 | 自宅からリモート参加 | 各地域の会場に集合 |
マインクラフトを活用した探究学習について
マインクラフトを活用した探究学習とは、3D建築ゲームを教育ツールとして活用し、創造的な問題解決能力を育成する学習方法のことである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 直感的な3D空間での作品制作が可能
- チーム単位での協働作業を促進
- アイデアを具体的な形として表現可能
本プログラムでは、北海道の課題である大雪や路面凍結、少子高齢化などの問題に対し、マインクラフトを用いて解決策を具現化している。子どもたちは実際の地域課題に向き合いながら、デジタルツールを活用してアイデアを形にする経験を積んでいる。
デジタル探究学習プログラムに関する考察
オンラインとリアルを組み合わせたハイブリッド型の学習環境は、広大な北海道における教育機会の格差解消に大きな可能性を秘めている。特にマインクラフトという身近なツールを活用することで、子どもたちの主体的な参加意欲を引き出し、創造的な問題解決能力の育成につながっているのだ。
一方で、オンラインでのチーム活動においては、コミュニケーションや協働作業の質を維持することが課題となるだろう。デジタルツールの特性を活かしながら、対面での活動と同等の学習効果を実現するための工夫や支援体制の構築が必要である。
今後は、本プログラムで得られた知見を他の地域や教育現場にも展開していくことが期待される。地域課題の解決に向けた探究学習とデジタルツールの融合は、次世代の教育モデルとして大きな可能性を持っているのだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【出席はリモート、教材はマイクラ】最先端の探究学習に小中学生が没頭 | SOZOW株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000048584.html, (参照 2025-01-22).