山田養蜂場がカンボジアに15校目の学校校舎を寄贈、教育環境の改善と環境学習の推進を目指す

山田養蜂場がカンボジアに15校目の学校校舎を寄贈、教育環境の改善と環境学習の推進を目指す

山田養蜂場がカンボジアに15校目の学校校舎を寄贈、教育環境の改善と環境学習の推進を目指す

PR TIMES より

記事の要約

  • 山田養蜂場が15校目となる学校をカンボジアに寄贈
  • 2025年1月17日に現地で寄贈式を開催し約350名が参加
  • これまでに5,000人以上の卒業生を輩出

山田養蜂場のカンボジア教育支援活動

株式会社山田養蜂場は認定NPO法人JHP・学校をつくる会の協力を得て、カンボジアのアンロントラック小学校に新校舎「山田養蜂場ミツバチ第15小学校」を2025年1月17日に寄贈した。寄贈式には政府関係者や教育省、学校、村、JHP関係者など約350名が参加し、当社従業員によるミツバチをテーマとした環境学習のレクチャーも実施された。

アンロントラック小学校は2000年に開校され、幼稚園児から小学校6年生までの376名が通う教育施設である。児童数の増加に伴い2021年に仮設小屋を増築したが、壁が一方向のみで床がない状態であり、雨期の浸水や乾季の熱波により学習環境が著しく悪化していた。

山田養蜂場は2008年からカンボジアへの教育支援活動を継続的に実施しており、これまでに15校の校舎を寄贈してきた。スラチーニエン村の第二小学校では、校舎の修繕活動として教師や子どもたちと共にペンキ塗装などのメンテナンス作業も行っている。

カンボジアでの教育支援活動の詳細

項目 詳細
活動開始年 2008年
寄贈校舎数 15校
対象校の生徒数 376名(幼稚園児から小学6年生)
寄贈式参加者 約350名
協力団体 認定NPO法人JHP・学校をつくる会

JHP・学校をつくる会

NPO法人JHPについて

NPO法人JHPとは「学校をつくる会」として知られる教育支援団体で、主な活動内容として以下のような点が挙げられる。

  • 1993年の設立以来、カンボジアでの学校建設を中心に活動
  • 2004年に認定NPO法人として正式認定を取得
  • これまでに370棟を超える校舎を寄贈

JHPは故・小山内美江子氏が湾岸戦争をきっかけにヨルダン難民キャンプでのボランティア活動経験から設立した団体である。カンボジアの教育環境改善に向けて、校舎建設を通じた支援活動を30年以上にわたって継続している。

カンボジアの教育支援活動に関する考察

山田養蜂場による校舎寄贈は、カンボジアの教育インフラ整備において重要な役割を果たしている。特に児童数の増加に伴う施設不足や劣悪な学習環境の改善に直接的に貢献しており、企業の社会貢献活動として高い意義を持つと評価できるだろう。

今後の課題として、寄贈後の校舎維持管理体制の整備や教育プログラムの充実化が挙げられる。スラチーニエン村での修繕活動のように、地域コミュニティと協力した持続可能な施設運営モデルの構築が求められるだろう。

長期的な視点では、環境学習などの特色ある教育プログラムの展開も重要な検討課題となる。ミツバチをテーマとした環境教育の実施は、児童たちの環境意識向上に寄与する可能性を秘めている。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「カンボジアでの15校目となる学校寄贈活動 これまでに巣立った卒業生は5,000人以上 | 株式会社 山田養蜂場のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000030748.html, (参照 2025-01-22).

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