NEXERがランドセルの重さに関する全国調査を実施、73%の保護者が重量負担を懸念

記事の要約
- NEXERがランドセルの重さに関する調査を実施
- 73%の親が子どもがランドセルを重そうにしているを実感
- 10.5%が肩パッドなどの対策を実施している
小学生のランドセルに関する全国調査結果
株式会社NEXERは、ランドセル専門メーカーのララちゃんランドセルと共同で、2025年1月10日から1月16日にかけて全国の小学生の子どもを持つ男女100名を対象にランドセルの重さに関する調査を実施した。調査結果では6割以上の親が自分の小学生時代と比べて子どものランドセルが重くなっていると感じており、教科書の増加やタブレットなどの機器の導入が主な要因として挙げられている。
子どものランドセルの重量に対する保護者の実感について、73%の回答者が子どもがランドセルを重そうにしているときがあると回答している。具体的な理由としては、タブレットやパソコンなどのデジタル機器の持ち運びや教科書の増加、身体が小さいことによる相対的な負担が指摘されており、肩の内出血などの身体的な影響を懸念する声も上がっている。
現状の対策として、10.5%の保護者がランドセルの重さへの対策を実施していることが明らかになった。主な対策としては胸元のバックル装着や肩パッドの使用、リュックサックへの変更などが挙げられており、子どもの体への負担軽減を図る工夫が見られている。軽量タイプのランドセルの選択も、負担軽減の有効な手段として注目されている。
ランドセルの重さに関する調査概要
項目 | 詳細 |
---|---|
調査期間 | 2025年1月10日~1月16日 |
調査機関 | 株式会社NEXER(自社調査) |
調査対象 | 小学生の子どもがいる全国の男女 |
有効回答数 | 100サンプル |
調査方法 | インターネット調査 |
主な結果 | 73%が子どものランドセルの重さを懸念 |
ランドセルの重さ対策について
ランドセルの重さ対策とは、子どもの身体的負担を軽減するための様々な工夫や取り組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 胸元バックルによる重量分散
- 肩パッドの装着による負担軽減
- 軽量タイプのランドセル選択
現在の教育現場では、デジタル機器の導入や教材の増加によってランドセルの重量が増加傾向にある。この状況に対して、保護者たちは様々な対策を講じており、特に肩パッドやバックルなどの補助具の活用が一般的な対策として広がっている。
小学生のランドセルの重量問題に関する考察
デジタル教育の進展により、教科書に加えてタブレットやパソコンなどの機器を持ち運ぶ必要性が生じており、子どもたちの身体的負担が増大している。特に低学年の児童にとって、この重量増加は深刻な問題となっており、学習意欲の低下や身体的な疲労につながる可能性が高まっている。
軽量化されたランドセルの開発や補助具の活用は一時的な解決策として有効だが、根本的な解決には学校と家庭の連携による持ち物の見直しが必要不可欠である。デジタル教材の活用方法を見直し、教科書やノートの置き場所を確保するなど、学校側の環境整備も重要な課題となっているだろう。
今後は教育のデジタル化がさらに進展することが予想されるため、ランドセルメーカーには軽量化と機能性の両立が求められる。同時に、学校現場では保管スペースの確保やデジタル機器の共有システムの構築など、子どもたちの負担を軽減するための新たな取り組みが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【小学生の子どもがいるママパパに調査】73%が、子どもがランドセルを重そうにしているときがある | 株式会社NEXERのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001491.000044800.html, (参照 2025-01-23).