BBT大学とOICグループが次世代経営者育成プログラムを開始、最速23歳での社長就任を実現へ

記事の要約
- BBT大学とOICグループが経営者育成塾を開始
- 2年間のプログラムで年間10名を選抜し育成
- 最速23歳での社長就任が可能に
BBT大学とOICグループによる次世代経営者育成プログラムの始動
ビジネス・ブレークスルー大学とOICグループは2025年1月23日、次世代の経営者を育成する「社長100人プロジェクト〜経営者育成塾」を開始した。OICグループに2年以上勤務する中堅以下の社員約1,000名を対象に、年間10名を選抜して2年間の育成プログラムを提供する。
プログラムでは問題発見・解決力、経営者的思考力、業種横断的思考力の3つの基礎力を重視し、構想力の育成を主軸とした内容を展開する。オンデマンド講義と月1回程度の対面研修、合宿形式での集中学習を通じて、実践的なスキルを習得できる。
OICグループは2031年度までに売上高2兆円、グループ企業100社の実現を目指しており、次世代経営者の育成を急務としている。修了生はOICグループ内の新設企業やM&Aで新たに加わる企業の経営を担う予定で、最速23歳での社長就任も可能となった。
社長100人プロジェクトの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
対象者 | OICグループ2年以上勤務の中堅以下社員(約1,000名) |
選抜人数 | 年間10名 |
プログラム期間 | 2年間 |
学習形態 | オンデマンド講義、月1回の対面研修、合宿形式の集中学習 |
育成目標 | 問題発見・解決力、経営者的思考力、業種横断的思考力の習得 |
構想力について
構想力とは、企業の未来を切り開くために必要な能力を指す概念である。以下のような特徴を持つ。
- 見えないものを見る力を養成
- 未来を見通しゼロから1を生み出す力を育成
- 企業全体を俯瞰する視点を重視
社長100人プロジェクトでは、20〜30代のうちに構想力の基礎となる3つの基本能力を養成する。問題発見・解決力、経営者的思考力、業種横断的思考力を段階的に育成することで、実践で活用できる経営スキルの習得を目指している。
社長100人プロジェクトに関する考察
OICグループが目指す2031年度までの売上高2兆円、グループ企業100社という目標達成には、次世代経営者の早期育成が不可欠である。BBT大学との共同プログラムによって、理論と実践を組み合わせた体系的な経営者教育が可能となり、持続的な成長基盤の構築が期待できるだろう。
一方で、年間10名という限られた人数での育成となるため、100社体制に向けた人材の質と量の確保が課題となる可能性がある。プログラムの効果測定や改善を継続的に行い、育成効率を高めていく必要があるだろう。
今後は育成プログラムの成果を可視化し、修了生の実績を追跡することで、プログラムの有効性を検証することが重要である。経営者育成の成功モデルとして、他企業への展開も視野に入れた取り組みになることを期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「大前研一が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学とOICグループが共同で「社長100人プロジェクト~経営者育成塾」を開始 | 株式会社Aoba-BBTのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000317.000059894.html, (参照 2025-01-24).