金沢大学とNTT西日本北陸支店が能登半島地震からの創造的復興に向けた連携協定を締結、ICTを活用した地域再生を目指す

金沢大学とNTT西日本北陸支店が能登半島地震からの創造的復興に向けた連携協定を締結、ICTを活用した地域再生を目指す

金沢大学とNTT西日本北陸支店が能登半島地震からの創造的復興に向けた連携協定を締結、ICTを活用した地域再生を目指す

PR TIMES より

記事の要約

  • 金沢大学とNTT西日本北陸支店が連携協定を締結
  • 能登半島地震と奥能登豪雨からの創造的復興を目指す
  • 輪島市内のNTT輪島ビル内に活動拠点を開設予定

金沢大学とNTT西日本北陸支店による復興支援の連携協定締結

金沢大学能登里山里海未来創造センターとNTT西日本北陸支店は、令和6年能登半島地震と令和6年奥能登豪雨からの創造的復興に向けた連携協定を2025年1月23日に締結した。金沢大学は2024年1月30日に能登里山里海未来創造センターを設置し、教育や医療、文化、産業の復興・再生と継続的発展を推進する体制を整えている。

NTT西日本北陸支店は地震発生直後から全国の支援者を現地に集結させ、1日最大約950人体制で被災地域の通信サービス復旧に取り組んでいる。また被災者生活再建支援システムの運用支援やライブコマースサービスを活用した復興応援イベントの開催支援など、ICTを活用した様々な取り組みも展開してきた。

金沢大学では教職員や学生によるボランティア活動や演奏会、カウンセリングなどを通じたこころのケア、文理医融合の合同調査チームによる研究活動など、幅広い分野での支援を実施している。双方がもつ知見やリソースを活かし、復旧復興に向けた取り組みをさらに拡大・加速させることを目的としている。

連携協定の主な内容まとめ

金沢大学 NTT西日本北陸支店
主な役割 サテライト拠点整備、学術的知見提供 デジタル技術活用、ソリューション検討
実施内容 研究・教育活動の推進 課題解決に向けた新規ユースケース検討
支援活動 ボランティア、心のケア、調査研究 通信サービス復旧、イベント支援

創造的復興について

創造的復興とは、単なる被災前の状態への回復だけでなく、地域の新たな価値を創造しながら復興を進めていく取り組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ICTやデジタル技術を活用した課題解決
  • 産学連携による地域再生の推進
  • 持続可能な地域づくりの実現

金沢大学とNTT西日本北陸支店の連携協定では、ICTを活用したコミュニティ拠点機能の拡充や教育支援、なりわい再建などの取り組みを通じて創造的復興を目指している。輪島市内のNTT輪島ビル内に活動拠点を開設する予定であり、両者の知見とリソースを活かした具体的な取り組みが展開されることが期待される。

能登半島地震からの創造的復興に関する考察

金沢大学とNTT西日本北陸支店の連携協定は、ICTを活用した地域再生という点で画期的な取り組みとなる可能性を秘めている。被災地域のデジタル化を進めることで、より効率的な復興支援が可能になるとともに、将来的な地域の発展基盤を整備することができるだろう。

しかしながら、高齢者が多い被災地域においては、デジタルデバイドの問題が深刻化する可能性も懸念される。ICTの導入にあたっては、年齢層や地域特性に配慮した丁寧な支援体制の構築が不可欠であり、両者の連携による継続的なサポートが重要な鍵を握るだろう。

また、復興支援における産学連携の新たなモデルケースとして、他地域への展開可能性も期待される。今回の取り組みで得られた知見や経験を体系化し、将来起こり得る災害への備えとして活用することで、より効果的な復興支援の実現につながるはずだ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「金沢大学とNTT西日本北陸支店による「令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨からの創造的復興に向けた連携協定」締結について | 西日本電信電話株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000032702.html, (参照 2025-01-24).

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