東京建物が日本橋にデジタル金融施設FIANを開設、オックスフォード大学と連携し高度金融人材の育成を強化

東京建物が日本橋にデジタル金融施設FIANを開設、オックスフォード大学と連携し高度金融人材の育成を強化

東京建物が日本橋にデジタル金融施設FIANを開設、オックスフォード大学と連携し高度金融人材の育成を強化

PR TIMES より

記事の要約

  • 東京建物がデジタル金融施設「FIAN」を日本橋に開設予定
  • オックスフォード大学と連携し最先端プログラムを提供
  • 国際金融都市・東京構想の実現に向け高度金融人材を育成

デジタル金融施設FIANの開設と金融人材育成支援

東京建物株式会社は2025年5月に東京・日本橋にデジタル金融施設「FIAN(東京フィナンシャル庵)」を開設する予定だ。金融業界を取り巻くエコシステムが拡張し市場環境の変化が激しい中、分野横断的に革新的思考のできる人材の需要は増大しており、最先端の教育プログラムを通じて高度金融人材の育成を支援することになった。

FIANでは「AIと金融の未来研究会」を設置し、オックスフォード大学や東京大学の教授陣およびシンガポール国立大学等と連携した最先端のエグゼクティブ・プログラムを提供する。シンガポール金融管理局等が設立したアジアデジタル金融研究所との協力により、東京を起点としたグローバルエコシステムの強化を目指すことになった。

永代通り沿いに立地する施設は約443㎡の広さを持ち、セミナー・イベントスペースやシェアオフィス、ラウンジを完備している。プラチナ会員を対象としたデジタル金融分野における最先端のプログラム提供に加え、国内金融機関と海外の最前線プレーヤーとの交流促進等の活動を展開していく予定だ。

FIAN施設概要

項目 詳細
施設名称 FIAN(東京フィナンシャル庵)
所在地 東京都中央区日本橋1-3-13東京建物日本橋ビル11F
施設面積 約443㎡
開設時期 2025年5月(予定)
施設内容 セミナー・イベントスペース、シェアオフィス、ラウンジ
主要連携先 オックスフォード大学、東京大学、シンガポール国立大学

FIAN公式サイト

エグゼクティブ・プログラムについて

エグゼクティブ・プログラムとは、金融業界の次世代リーダー向けに提供される高度な教育プログラムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 世界トップレベルの大学機関講師陣による指導
  • 少人数制・対面開催による相互学習環境の提供
  • 最先端IT技術と金融の融合に関する実践的な経営能力の向上

オックスフォード大学サイードビジネススクールのPinar Ozcan教授による全体監修のもと、最先端の理論知見と実践力を体系的に習得できるプログラム構成となっている。プログラム開発支援はNTTデータ経営研究所が務め、金融業界全体の変革につながる具体的なアクションを実施することになった。

デジタル金融施設FIANに関する考察

FIANの開設は国際金融都市としての東京の競争力強化において重要な一歩となることが期待される。特にオックスフォード大学やシンガポール国立大学といった世界的な教育機関との連携は、グローバルな視点での人材育成を可能にするとともに、日本の金融セクターの国際化を加速させる可能性がある。

一方で、急速に進化するデジタル技術への対応や、既存の金融システムとの融合において課題が生じる可能性も考えられる。特にAI技術の導入においては、セキュリティやコンプライアンスの観点から慎重な対応が必要となるだろう。

今後はFIANを中心として、産学連携による実践的な研究開発や、グローバルな金融イノベーションの創出が期待される。特に日本橋エリアの金融機関集積地としての価値向上と、アジアにおける金融ハブとしての地位確立に向けた取り組みが重要になるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「オックスフォード大学教授陣等と提携した最先端プログラムを提供デジタル金融施設「FIAN」、東京・日本橋に開設 | 東京建物株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000395.000052843.html, (参照 2025-03-04).

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