メーキューが椙山女学園大学附属小学校で児童考案の世界の料理をテーマにした給食メニューを提供、食育を通じた課題解決力の育成に貢献

記事の要約
- メーキューが椙山女学園大学附属小学校の児童考案献立を提供
- 世界の食文化をテーマに6年生が18グループで献立作成
- フランス料理をモチーフにした給食メニューが全校で提供へ
メーキューの椙山女学園大学附属小学校向け児童考案献立プロジェクト
メーキュー株式会社は2025年3月7日、椙山女学園大学附属小学校において児童たちが世界の料理をテーマに考案した献立を全校児童向けに提供することを発表した。このプロジェクトは6年生によるプロジェクト型学習の一環として実施され、児童たちは18のグループに分かれて世界各国の料理をテーマにした献立を考案している。
メーキューからは管理栄養士・栄養士計4名が講師として参加し、児童たちに献立作りの指導を実施した。主菜・副菜の基礎知識から大量調理の可能性、食材の組み合わせまで細かな部分について指導を行い、栄養バランスと食べる人の視点を重視した献立作成をサポートしている。
児童たちが考案した献立は、キッシュ風オムレツ、マッシュポテト、フレンチオニオンスープ・パン、メレンゲクッキーで構成されている。これらの献立は全校発表会で優勝したチームのアイデアを基に作成され、アレルギー対応として代替品の提供も予定されている。
プロジェクト型学習の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
対象 | 椙山女学園大学附属小学校6年生 |
実施期間 | 2024年9月~2025年3月 |
学習内容 | 世界の食文化調査、栄養素・彩り配慮、プレゼン資料作成 |
提供日時 | 2025年3月7日 12:25~13:10 |
実施場所 | 名古屋市千種区山添町2丁目2番地 |
プロジェクト型学習について
プロジェクト型学習とは、児童が主体的に課題を設定し、その解決に向けて計画を立て実行する学習方法のことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 課題設定から解決までを自主的に取り組む
- チームワークを通じて協調性を養う
- 実践的な問題解決能力を育成する
本プロジェクトでは、世界の食文化という広いテーマから具体的な給食メニューを作り上げる過程で、児童たちは栄養バランスや調理方法、アレルギー対応など多角的な視点での検討を行っている。メーキューの管理栄養士・栄養士による専門的なサポートを受けながら、実現可能な献立作成に取り組んでいるのだ。
食育プロジェクトに関する考察
児童が主体となって給食メニューを考案するという取り組みは、食育の観点から非常に意義深い教育活動である。世界の食文化を題材にすることで、児童たちは異文化理解を深めると同時に、栄養バランスや調理方法などについても実践的に学ぶ機会を得ている。
今後の課題として、アレルギー対応や大量調理における品質維持の問題が挙げられる。特にアレルギー対応については、代替食の提供だけでなく、全ての児童が楽しめる献立作りという観点からの検討も必要になってくるだろう。
食育プロジェクトの発展に向けて、地域の食材を活用した献立や季節に応じたメニュー開発など、さらなる展開が期待される。こうした実践的な学びの機会を通じて、児童たちの食への関心や理解がより一層深まることが望ましい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「給食委託会社メーキュー、椙山女学園大学附属小学校の児童が考案した「世界の食事」メニューを提供 | メーキュー株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000106971.html, (参照 2025-03-05).