ニフティが全国小学校向け情報モラル教育オンライン授業の2025年度実施校募集を開始、動画教材の選択制導入で柔軟な授業展開が可能に

記事の要約
- ニフティが小学校向け情報モラル教育オンライン授業の2025年度実施校募集を開始
- 対象を全国の小学3~6年生に拡大し動画教材を2種類から選択可能に
- 保護者参加型の授業にも対応し授業参観での実施も可能
ニフティの情報モラル教育オンライン授業2025年度実施校募集
ニフティ株式会社は2025年3月4日より、小学校中学年から高学年を対象とした情報モラル教育オンライン授業の2025年度実施校募集を開始した。2008年から始まった情報モラル出前授業は2023年度に新宿区から全国の小学校へと対象地域を拡大し、2024年度からは対象学年を5・6年生から3~6年生へと広げている。
2025年度からは授業で使用する動画教材を2種類から選択できるようになり、生徒間のトラブルや保護者・教師の懸念事項に合わせた柔軟な授業展開が可能となった。子どもたちがインターネットやSNSの危険性を主体的に理解し、適切な利用方法を考える機会を提供することで、安全なインターネット利用を支援している。
授業はMicrosoft TeamsやZoomを利用したオンライン形式で実施され、45分間の授業では動画教材を用いてSNSトラブルの事例紹介や対策を学ぶことができる。実施費用は無料で、2025年5月から2026年3月までの平日10時から16時の間に実施可能となっている。
情報モラル教育オンライン授業の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
対象 | 全国の小学校3~6年生 |
実施期間 | 2025年5月~2026年3月(平日10:00~16:00) |
実施形式 | Microsoft TeamsまたはZoomによるオンライン講座 |
必要機材 | PC、WEBカメラ、プロジェクター、インターネット接続環境 |
費用 | 無料(印刷物・ネットワーク環境は学校負担) |
応募期間 | 2025年3月4日~2026年1月31日 |
情報モラル教育について
情報モラル教育とは、インターネットやSNSを安全かつ適切に使用するための知識や判断力を養う教育のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- インターネット利用における危険性の理解と対策
- SNSでのトラブル事例学習と予防策の習得
- 家庭内でのルール作りによる実践的な取り組み
ニフティの情報モラル教育オンライン授業では、SNSトラブルの具体的な事例を動画教材で学び、問題点や対処方法を考える機会を提供している。授業の最後には各家庭でのインターネットルール作りを行うことで、学んだ内容を実生活に活かすことができる。
情報モラル教育オンライン授業に関する考察
オンライン形式での授業提供は、地理的な制約を超えて全国の小学校に質の高い情報モラル教育を届けられる点で画期的である。特に動画教材を2種類から選択できるようになったことで、各学校の実情や課題に応じた柔軟な授業展開が可能となった。
今後の課題として、急速に進化するデジタル技術やSNSの新しい形態に対応した教材の更新が必要となるだろう。また、保護者の参加を促進し、家庭での継続的な取り組みをサポートする仕組みづくりも重要となる。
将来的には、AIやメタバースなど新たなデジタル環境に対応した教育内容の拡充が期待される。さらに、児童の発達段階に応じたよりきめ細かい教材の開発や、教員向けの指導支援ツールの提供も検討に値するだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ニフティ、小学校中・高学年向け「情報モラル教育 オンライン授業」2025年度実施校の募集を開始 | ニフティ株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000365.000023383.html, (参照 2025-03-05).