岡山大学と立命館大学がJ-PEAKS意見交換会を開催、研究大学間の共創による社会変革を推進

記事の要約
- 岡山大学がJ-PEAKS採択大学の立命館大学と意見交換会を実施
- 組織改革と職員の高度化に向けた取り組みを共有
- Well-being社会実現に向けた共創の可能性を確認
岡山大学と立命館大学のJ-PEAKS意見交換会の開催
岡山大学は2025年2月14日、津島キャンパス本部棟において立命館大学とJ-PEAKSに関する意見交換会を開催した。立命館大学からは伊坂忠夫副総長をはじめとするJ-PEAKS担当者が参加し、岡山大学からは那須保友学長や佐藤法仁副理事らが出席して、研究開発事業としてのJ-PEAKSの取り組みについて意見を交わした。
岡山大学は職員の高度化など組織・制度改革に積極的に取り組んでおり、那須学長自らが各学部等でJ-PEAKSの説明会を実施している。研究者が誇りと希望を持って活動できる組織風土の醸成を目指し、伴走チームによるサイトビジットの経験も共有されている。
意見交換会では、岡山大学病院の牧尉太講師からWell-being社会実現に向けた構想について説明があった。立命館大学の来年度からのJ-PEAKS事業構想との親和性が確認され、ヘルスケア分野における今後の共創の可能性が示唆された。
J-PEAKS意見交換会の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 2025年2月14日 |
開催場所 | 岡山大学津島キャンパス本部棟 |
参加者 | 立命館大学:伊坂忠夫副総長ほか、岡山大学:那須保友学長ほか |
主な議題 | J-PEAKSの取り組み、組織改革、Well-being社会実現構想 |
今後の展開 | ヘルスケア分野での共創、研究力向上の推進 |
J-PEAKSについて
J-PEAKSとは「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」の略称であり、以下のような特徴を持つ事業である。
- 地域の中核となる研究大学の機能強化を目指す取り組み
- 研究力向上と組織改革の両面から支援を実施
- 大学間連携による研究基盤の強化を促進
J-PEAKSは単なる研究支援にとどまらず、職員の高度化や組織改革まで含めた包括的な大学強化策として位置づけられている。岡山大学と立命館大学の連携は、この事業の目指す大学間協力の具体的な実践例となっている。
大学間連携によるJ-PEAKS推進に関する考察
岡山大学と立命館大学の意見交換は、研究大学間の競争から共創への転換を象徴する取り組みとして評価できる。両大学のWell-being分野における知見の共有は、地域特性を活かした研究開発の可能性を広げる重要な一歩となるだろう。
今後の課題として、異なる地域特性を持つ大学間での効果的な連携方法の確立が挙げられる。地域の特色を活かしながら、いかに共通の研究基盤を構築するかが成功の鍵となる。
将来的には、この連携モデルを他のJ-PEAKS採択大学にも展開し、日本全体の研究力向上につなげることが期待される。大学間の知識共有プラットフォームの構築など、具体的な施策の展開が待たれる。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【岡山大学】令和6年度「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」採択大学の立命館大学と意見交換会を開催 | 国立大学法人岡山大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002950.000072793.html, (参照 2025-03-05).