三井不動産がシェアオフィスでWell-Beingコミュニティを運営、慶應大学との共同研究で効果的なコミュニティ構築を目指す

三井不動産がシェアオフィスでWell-Beingコミュニティを運営、慶應大学との共同研究で効果的なコミュニティ構築を目指す

三井不動産がシェアオフィスでWell-Beingコミュニティを運営、慶應大学との共同研究で効果的なコミュニティ構築を目指す

PR TIMES より

記事の要約

  • 三井不動産がシェアオフィス「ワークスタイリング」で企業横断型Well-Beingコミュニティを運営
  • 慶應義塾大学大学院SDM白坂研究室がコミュニティ研究の成果を発表
  • 研究成果をもとにコミュニティづくりの支援サービスを展開

三井不動産のシェアオフィスにおけるWell-Beingコミュニティの取り組み

三井不動産株式会社は2023年3月より、シェアオフィス「ワークスタイリング」において企業横断型の実践コミュニティ「Well-beingコミュニティ」の運営を開始した。このコミュニティでは企業のウェルビーイング推進担当者が集まり、従業員の幸せな働き方の実現に向けた課題共有や解決策の模索を行っている。

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科白坂成功研究室は、Well-beingコミュニティを対象とした研究を実施し、2024年12月22日の人材育成学会で研究成果を発表した。研究では企業の枠を超えた越境型コミュニティの立ち上げにおける課題や心境の変化を明らかにしている。

現在のWell-beingコミュニティには教育、法律、医療、不動産など多様な業界から20代から50代の約10名が参加している。隔週での定例会を通じて、企業の枠を超えた課題共有や解決策の模索を行い、得られた知見を各職場で実践している。

Well-Beingコミュニティの特徴

コミュニティの概要 参加者構成 活動内容
主な特徴 企業横断型の実践コミュニティ 20代~50代の約10名 隔週での定例会開催
対象分野 職場のウェルビーイング向上 教育、法律、医療、不動産など 課題共有と解決策の模索
期待効果 幸せな働き方の実現 多様な視点の獲得 知見の実践と活用

ワークスタイリング公式サイト

実践コミュニティについて

実践コミュニティとは、共通のテーマに対する関心や問題意識を持つ人々が集まる場のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 企業内の部門横断チームや勉強会として機能
  • 企業同士の情報交換の場として活用
  • 日々の知識や経験を共有し学びを深める

Well-beingコミュニティでは実践コミュニティの特徴を活かし、企業のウェルビーイング推進担当者が「何から始めれば良いか」「社内でどう理解を得るか」といった課題を共有している。メンバーは対話を通じて得た知見やヒントを職場に持ち帰り、実践することで組織全体のウェルビーイング向上を目指している。

越境型実践コミュニティに関する考察

越境型コミュニティの運営において、メンバーの多様性を活かした価値創造が重要な鍵を握っている。企業の枠を超えて異なる業界の知見や経験を共有することで、単一企業では得られない新たな視点や解決策を見出すことが可能となるだろう。

一方で、メンバーの所属企業や業界が異なることによる価値観や課題認識のギャップが、コミュニティの一体感醸成を妨げる可能性もある。コーディネーターには配慮型リーダーシップを発揮し、メンバー間の対話を促進しながら共通の目的意識を醸成していく役割が求められるだろう。

今後は研究成果を活かし、より多くの企業でウェルビーイング向上に向けたコミュニティづくりが広がることが期待される。企業の枠を超えた学び合いの場を通じて、働く人々の幸せを実現する新たな取り組みが生まれる可能性を秘めている。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「三井不動産のシェアオフィス「ワークスタイリング」×慶應義塾大学大学院SDM白坂研究室 コミュニティ立ち上げに関する研究結果をサービス活用へ | 三井不動産株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000797.000051782.html, (参照 2025-03-05).

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