デリバリーコンサルティングが上智大学でDX人材養成実践講座を開講、データリテラシー向上を目指す取り組みを本格化

デリバリーコンサルティングが上智大学でDX人材養成実践講座を開講、データリテラシー向上を目指す取り組みを本格化

PR TIMES より

記事の要約

  • 上智大学でDX人材養成実践講座の講義を実施
  • データサイエンス概論をテーマに約40名が参加
  • データリテラシーのコンピテンシーモデルを解説

デリバリーコンサルティングによる上智大学DX講座の開講

株式会社デリバリーコンサルティングは、2024年12月5日に上智大学で開講されている「事業変革型DX人材養成実践講座」にて講義を実施した。経済産業省が推進する「高等教育機関における共同講座創造支援事業」の一環として実施された本講座には、大学学部生や大学院生、企業のDX推進担当者など約40名が参加している。

講義では「データサイエンス概論」をテーマに、データサイエンスの現状や市場におけるデータサイエンティストの重要性について詳しい解説が行われた。デリバリーコンサルティングと上智大学が共同で研究を進めているデータリテラシーのコンピテンシーモデルについても、組織のデータリテラシー評価や改善点の明確化という観点から説明が行われている。

講師を務めた水野悠介氏は2024年11月29日に著書『データリテラシーとの格闘』を発売したばかりのBI/DX推進コンサルタントだ。10年以上にわたりデータの可視化や分析、共有基盤の構築に携わってきた経験を活かし、理論と実践を融合させた講義を展開している。

DX人材養成講座の概要

項目 詳細
講座名称 事業変革型DX人材養成実践講座
実施機関 上智大学
講義テーマ データサイエンス概論
参加者数 約40名
対象者 大学学部生、大学院生、企業DX推進担当者
講師 水野悠介(BI/DX推進コンサルタント)

デリバリーコンサルティング公式サイト

データリテラシーのコンピテンシーモデルについて

データリテラシーのコンピテンシーモデルとは、組織のデータ活用能力を体系的に評価・改善するためのフレームワークのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 組織のデータリテラシーの現状を客観的に評価
  • データ活用における具体的な改善点を明確化
  • 業務効率化と意思決定の質向上を実現

デリバリーコンサルティングと上智大学が共同で研究を進めているこのモデルは、企業のデータ活用能力を向上させる重要なツールとして注目を集めている。組織全体のデータリテラシー向上を通じて、ビジネス環境における意思決定の質を高めることが期待されている。

DX人材養成実践講座に関する考察

高等教育機関と企業が連携してDX人材を育成する取り組みは、理論と実践の両面からアプローチできる点で非常に効果的である。特に実務経験豊富な講師による実践的な講義は、参加者が具体的なデータ活用のイメージを掴むのに大きく貢献するだろう。

一方で、約40名という参加者数に対して個別指導の時間を確保することは難しく、参加者のスキルレベルや業務内容の違いに応じた細やかなフォローアップが課題となる可能性がある。オンラインツールを活用した質問対応や、少人数でのグループワークを取り入れることで、より効果的な学習環境を整備できるだろう。

今後はデータリテラシーの向上に加えて、AIやクラウドなどの最新技術を活用したDX推進スキルの習得も重要になってくる。産学連携による実践的な教育プログラムの継続的な改善と拡充が、日本企業のDX推進を加速させる鍵となるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「上智大学で開講中の「事業変革型DX人材養成実践講座」にて講義を実施 – データ活用を促進する理論と実践について共有 | 株式会社デリバリーコンサルティングのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000108457.html, (参照 2025-01-08).