記事の要約
- NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権の2種目で優勝校が決定
- フォートナイト部門はルネサンス高等学校池袋キャンパスが優勝
- Apex Legends部門は中央国際高等学校渋谷学習センターが制す
NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権の開催結果
NASEF JAPANは2024年12月21日と22日に、第2回全日本高校eスポーツ選手権のフォートナイト部門とApex Legends部門の全国決勝大会をオンラインで開催した。フォートナイト部門では全308チームの頂点を賭けた戦いが展開され、ルネサンス高等学校池袋キャンパス「ていらーしぇろん」がN高等学校との激戦を制して優勝を果たした。
Apex Legends部門では全142チームが参加し、中央国際高等学校渋谷学習センター「おさかな天国」が見事に優勝を飾ることとなった。同部門で準優勝に輝いたのは中央国際高等学校池袋学習センター『「英雄に、なりたい。」』であり、3位にはN高等学校「アバタケタブラ」が入賞する結果となっている。
大会では競技の成績だけでなく、フェアプレー賞も設けられており、フォートナイト部門では水戸啓明高等学校「CREATE Lab.S」のpotemi選手が、Apex Legends部門では長崎総合科学大学附属高校「RMN」のM選手が受賞した。選手たちの模範的な行動や諦めないプレー姿勢が高く評価されている。
大会結果まとめ
フォートナイト部門 | Apex Legends部門 | |
---|---|---|
優勝 | ルネサンス高等学校池袋キャンパス「ていらーしぇろん」 | 中央国際高等学校渋谷学習センター「おさかな天国」 |
準優勝 | N高等学校「なるーく」 | 中央国際高等学校池袋学習センター『「英雄に、なりたい。」』 |
3位 | ルネサンス大阪高等学校なんばeスポーツキャンパス「テンション 0 100」 | N高等学校「アバタケタブラ」 |
フェアプレー賞 | 水戸啓明高等学校「CREATE Lab.S」potemi選手 | 長崎総合科学大学附属高校「RMN」M選手 |
eスポーツについて
eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略称で、コンピューターゲームを使った競技のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- オンラインでの対戦が可能で、場所を問わず参加できる
- 戦略性や瞬発力、チームワークが求められる
- 教育的効果や人材育成としての側面も持つ
NASEF JAPANが主催する全日本高校eスポーツ選手権は、競技としての側面だけでなく、STEAM教育やDX人材育成の場としても機能している。教育とeスポーツを組み合わせることで、次世代を担う人材の育成に貢献することを目指している。
高校eスポーツ選手権に関する考察
全日本高校eスポーツ選手権は、競技性と教育的価値を両立させている点で非常に意義深い取り組みとなっている。特にフォートナイトとApex Legendsという人気タイトルを採用することで、多くの高校生が参加しやすい環境を整えており、eスポーツの裾野を広げる効果が期待できるだろう。
今後の課題として、オンライン開催特有の通信環境の安定性確保や、より多くの学校への普及啓発活動が挙げられる。解決策としては、地域予選の段階での通信テストの実施や、教育関係者向けのeスポーツ研修プログラムの提供などが考えられるだろう。
将来的には、eスポーツを通じた国際交流や、より多様な競技タイトルの導入も検討の余地がある。高校生たちがeスポーツを通じて得られる経験は、グローバルな視野やデジタルリテラシーの向上につながり、将来のキャリア形成にも活かされることが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「第2回 NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権」フォートナイト部門・Apex Legends部門の高校日本一が決定! | 特定非営利活動法人国際教育eスポーツ連盟ネットワーク日本本部のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000051175.html, (参照 2025-01-08).