記事の要約
- ワオ高校が創立5年目を迎え、通学コースが本格始動
- 東京・大阪に加え、岡山本校でも通学コースを展開
- 起業コースの生徒がオンライン学童の会社を設立
ワオ高校の通学コース本格始動と創立5周年の節目
学校法人ワオ未来学園ワオ高等学校は、創立5年目を迎えることを12月24日の創立記念日に合わせて発表した。2021年4月に開校したワオ高校は、全国の仲間とつながり対話を重ねる教育方針のもと、東京・大阪の通学コースが本格始動し、教育環境の拡充を図っている。
ワオ高校は2024年、初の卒業式を3月に実施し57名の1期生を送り出すとともに、5月には起業コースの生徒がオンライン学童事業を立ち上げ株式会社を設立した。クラウドファンディングでは81名から109万円の支援を集め、生徒の起業家精神を具現化している。
さらにワオ高校は、全国47都道府県500校舎以上の個別指導Axisと連携し個別指導コースを新設した。また夏休みには岡山と東京でリアル哲学カフェを開催し、親子で哲学に触れる機会を提供するなど、独自の教育プログラムを展開している。
ワオ高校の2024年10大ニュースまとめ
時期 | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
3月 | 初の卒業式 | 第1期生57名が卒業 |
4月 | 通学コーススタート | 岡山本校でスタート、実践英会話・プログラミング強化 |
5月 | 起業コース展開 | オンライン学童事業化、109万円のクラウドファンディング達成 |
6-8月 | 教育プログラム拡充 | 東京・大阪通学コース募集開始、リアル哲学カフェ開催 |
10-11月 | イベント開催 | 地域探究ツアー実施、文化祭開催 |
哲学カフェについて
哲学カフェとは、参加者が対話を通じて哲学的な思考を深める場のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 参加者同士の対話を通じて思考を深める学習方法
- 固定観念にとらわれない柔軟な発想力を養成
- 多様な価値観に触れ、視野を広げる機会を提供
ワオ高校では毎週金曜日にオンラインで哲学カフェを開催し、生徒たちが自由に対話できる場を提供している。夏休み期間中には岡山と東京で親子参加型のリアル哲学カフェを実施し、オンラインとリアルの両面で哲学的思考を育む取り組みを展開している。
ワオ高校の教育改革に関する考察
ワオ高校の教育改革の中で特筆すべきは、オンラインとリアルを組み合わせたハイブリッド型の学習環境を構築している点である。全国の生徒がバーチャルキャンパスでつながりながら、岡山・東京・大阪の実際の教室でも学べる環境は、これからの教育のモデルケースとなり得るだろう。
今後の課題として、地域によって受けられるサービスに差が出る可能性が挙げられる。解決策としては、オンラインでの学習機会をさらに充実させ、地域間格差を最小限に抑える取り組みが重要となってくるだろう。
また、起業コースの成功事例を活かし、より多くの生徒が実践的なビジネス経験を積める機会を提供することが期待される。哲学的思考と実務的なスキルを両立させた教育プログラムの開発が、ワオ高校の次なる課題となるはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ワオ高校 は、創立五年目を迎えます。 | 学校法人ワオ未来学園のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000068132.html, (参照 2025-01-08).