記事の要約
- 採用管理システム『i-web』がLabBase就職スカウト機能と連携開始
- 理系学生の登録情報がリアルタイムで連携可能に
- データベース一元化と応募者コミュニケーションが効率化
業界シェア第1位の採用管理システム『i-web』とLabBase就職スカウト機能の連携
株式会社ヒューマネージは、採用管理システム『i-web』とLabBase就職スカウト機能との連携を2024年12月24日より開始した。企業側がLabBase就職でスカウトした学生のオファー承諾にともない、登録情報がリアルタイムで『i-web』に連携される仕組みとなっている。
理系人材の獲得がこれまで以上に難化する中、企業は必要なスキルや専門性をもった理系学生と効率的に出会い、選考やマッチングをスピーディーに進めることが求められている。LabBase就職は国内理系大学院生の約50%が利用し、3万名以上が登録する詳細な学生データベースを基盤としているのだ。
本連携により、従来採用担当者が手動で行っていた学生情報の取り込み作業とそれにともなうタイムラグをなくし、応募者側もタイムリーに企業のマイページにアクセスできるようになる。煩雑になりがちな管理業務を軽減しながら、データベースの一元化とスムーズな応募者コミュニケーションを実現することが可能だ。
採用管理システムの機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
システム名 | i-web |
導入実績 | 2,100社以上 |
主な連携サービス | リクナビ、キャリタス就活、LabBase就職、CFN、ONE CAREER、外資就活ドットコム、TECH OFFER、OfferBox |
対応機能 | オンライン面接、Webセミナー、ペーパーレス、グループ採用、リクルーター採用 |
適性検査連携 | TG-WEB、SPI3 |
スカウトサービスについて
スカウトサービスとは、企業が求める人材に直接アプローチできる採用手法のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 企業側から候補者に能動的にアプローチが可能
- 必要なスキルや専門性を持つ人材を効率的に発見
- 選考プロセスの短縮化とマッチング精度の向上
LabBase就職のスカウトサービスでは、学生が自身の研究内容やスキルをデータベースに登録することで企業からのスカウトを受けることができる。登録学生の8割以上がMARCH・国公立以上という質の高いデータベースを有しており、研究開発や先端技術をコアに据えている企業を中心に広く活用されている。
採用管理システムとスカウトサービス連携に関する考察
採用管理システムとスカウトサービスの連携は、理系人材採用における業務効率化とマッチング精度向上の両面で大きな意義を持つ。特に手作業による情報転記やデータ更新のタイムラグが解消されることで、採用担当者の業務負荷が大幅に軽減されるとともに、応募者とのコミュニケーションもよりスムーズになるだろう。
一方で、システム間連携における個人情報の取り扱いやセキュリティ面での課題も考えられる。今後は、データの暗号化やアクセス権限の適切な設定など、セキュリティ対策の強化とともに、AIを活用したマッチング精度の向上や、より詳細な分析機能の追加が期待されるだろう。
さらに、理系人材の採用市場における競争が激化する中、スカウトサービスの機能拡充も重要となる。研究分野やスキルセットのより細かな分類や、企業の求める人材要件とのマッチング精度向上など、専門性の高い人材採用に特化した機能の強化が望まれる。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「業界シェア第1位の採用管理システム『i-web』、研究を頑張る理系学生と企業をつなぐスカウトサービス『LabBase就職』スカウト機能との連携をスタート。 | 株式会社ヒューマネージのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000055068.html, (参照 2025-01-08).