Green Carbonが金沢桜丘高校で環境配慮米の試食会を実施、生徒主体の環境教育活動として展開

Green Carbonが金沢桜丘高校で環境配慮米の試食会を実施、生徒主体の環境教育活動として展開

PR TIMES より

記事の要約

  • Green Carbonが金沢桜丘高校で環境配慮米の試食会を実施
  • 稲作コンソーシアム会員の浅野ファームが無償提供に協力
  • 生徒主体の環境教育活動としておにぎりを作成・配布

Green Carbonによる環境教育の取り組み

Green Carbon株式会社は2024年12月24日、クリスマス企画として金沢桜丘高校の生徒に地球環境に配慮したお米『環境配慮米』をプレゼントし試食会を実施した。稲作コンソーシアム会員である浅野ファームから無償提供された環境配慮米を活用し、生徒たちが主体となっておにぎりを作成して配布を行った。

この取り組みは8月頃に金沢桜丘高校の生徒からGreen Carbonに対して研究課題に関する問い合わせがあったことがきっかけとなっている。生徒は実際に東京本社を訪問してGreen Carbonの社員やインターンと交流し、その後環境配慮米を活用した試食会の実施を提案したことで今回の企画が実現した。

Green Carbonは温暖化対策活動の認知向上に向けて、環境配慮米の普及活動を積極的に展開している。稲作からの温室効果ガス排出量や環境配慮米による削減効果について消費者への理解促進を図り、持続可能な農業の実現と農家支援に取り組んでいる。

環境配慮米事業の概要

項目 詳細
事業主体 Green Carbon株式会社
コンソーシアム規模 登録面積40,000ha以上、約1,300社以上が参画
主な取り組み 水田メタン削減、J-クレジット化
提供農家 浅野ファーム(宮城県栗原市)
活用事例 教育機関での環境教育、試食会の実施

J-クレジットについて

J-クレジットとは、環境省が運営する国内制度で、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を認証するものである。以下のような特徴を持つ制度として運用されている。

  • 温室効果ガスの削減・吸収量を国が認証する制度
  • 企業や自治体の温暖化対策を促進する仕組み
  • 環境価値の取引や環境貢献として活用可能

Green Carbonは水田由来のJ-クレジット創出を目的とした稲作コンソーシアムを立ち上げ、日本初かつ最大規模での認証を取得している。この取り組みは農業分野における環境負荷低減と経済的価値の創出を両立させる新たなモデルとして注目を集めている。

環境配慮米を活用した環境教育に関する考察

環境配慮米を活用した高校生向けの環境教育は、座学だけでは伝えにくい環境問題と農業の関係性を実践的に学ぶ機会として大きな意義を持っている。生徒が主体的に企画から実施まで携わることで、環境問題への当事者意識を高め、具体的な行動変容につながる可能性が高いだろう。

今後は環境配慮米の生産過程や環境負荷低減効果について、より詳細な学習プログラムの開発が求められる。特に農業分野における温室効果ガス削減の重要性や、消費者の選択が環境に与える影響について理解を深められるようなカリキュラムの整備が望まれる。

教育機関との連携をさらに拡大することで、環境配慮型の農業への理解者を増やし、持続可能な食糧生産システムの構築に貢献できるだろう。若い世代への環境教育を通じて、環境に配慮した消費行動の促進と農業の持続可能性向上という好循環を生み出すことが期待される。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「【クリスマス企画】Green Carbon株式会社は、石川県金沢市の高校生に地球に優しいお米『環境配慮米』をプレゼントし試食会を実施 地球温暖化の防止に繋がる環境教育を促進 | Green Carbon株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000117956.html, (参照 2025-01-08).