記事の要約
- オルビスがキッズドアの高校生向けにスキンケアレッスンを実施
- 困窮家庭の学生を対象に無料学習会を展開する支援活動
- 高校生の自立支援と人間関係構築につながる取り組み
オルビスによるキッズドア高校生向けスキンケアレッスンの開催
オルビス株式会社は2024年10月より開始した『ORBIS ペンギンリング プロジェクト』の一環として、2024年12月22日にキッズドアの高校生世代向け居場所事業において男女7名を対象としたスキンケアレッスンを開催した。キッズドアは2009年の設立以来、日本の子どもの貧困問題に取り組み、困窮家庭の小学生から高校生までを対象とした無料学習会や居場所型学習会を東京近郊や宮城県、神戸市で展開している。
オルビスは「スマートエイジング®」という提供価値を基軸にスキンケアを中心に展開するビューティーブランドとして、未来を担う子どもたちの健やかな成長を支援するサステナブルな取り組みを推進している。キッズドアの高校生向けスキンケアレッスンは、進学や就職に向けた考える機会や交流による円滑な人間関係の構築につながる取り組みとして実施された。
キッズドアは年間約1000人の高校生を対象に、学習支援だけでなく様々な人とのコミュニケーションにより知見を広げられるよう、個に応じたきめ細やかな対応を行っている。オルビスはキッズドアとともに、今後も子どもたちへの寄付支援を主軸とするサステナビリティ戦略を加速させていく方針だ。
キッズドアの教育支援活動まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
設立年 | 2009年 |
支援対象 | 困窮家庭の小学生から高校生・高校中退者 |
活動地域 | 東京とその近郊、宮城県、神戸市 |
年間支援規模 | 高校生約1000人 |
主な活動内容 | 無料学習会、居場所型学習会の運営 |
スマートエイジングについて
スマートエイジングとは、一人ひとりが本来持っている力を発揮し、自分らしく自然に年齢を重ねていくという概念のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 個人の持つ本来の力を最大限に引き出す
- 自然な年齢の重ね方を重視
- 個性を活かした美しさの追求
オルビスの『ORBIS ペンギンリング プロジェクト』では、このスマートエイジングの考え方を基に、2024年2月に発売した敏感肌用スキンケア『オルビス アクアニスト シリーズ』を活用したスキンケアレッスンを提供している。高校生向けスキンケアレッスンでは、ビューティクリエイターが講師となり、印象アップのためのスキンケア方法について実践的な指導を行っている。
キッズドアの教育支援活動に関する考察
キッズドアの教育支援活動は、単なる学習支援にとどまらず、スキンケアレッスンなどの実践的な生活支援まで幅広く展開している点が特徴的である。支援対象を困窮家庭の子どもたちに絞り、無料で学習機会を提供することで、教育格差の解消に向けた具体的なアプローチを実現している。
今後の課題として、支援を必要とする子どもたちの発掘や、支援の継続性の確保が挙げられる。特に高校生世代は進路選択や就職活動など、重要な転機を迎える時期であり、より専門的なキャリア支援やライフスキル教育の充実が求められるだろう。
キッズドアとオルビスの連携は、企業の社会貢献活動と教育支援のニーズを効果的にマッチングした好事例となっている。今後は他の企業との連携も視野に入れ、支援内容の多様化や支援規模の拡大を図ることで、より多くの子どもたちの将来に希望をもたらすことができるはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「オルビス、キッズドアの学習会に通う高校生にスキンケアレッスンを開催 | オルビス株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000637.000002061.html, (参照 2025-01-08).